初山田詠美。
ひところは相当に人気があった人な気がする。
わたしのイメージでは、性愛をメインにした私小説的な作品で、そういうのは興味ないなあと
思っていた。でもまあ1冊くらいは読んでおくかと……。
そう思ったのは、誰だったか書評家がこれを褒めていたから。とりあえず。
そしたら思ったのと方向が違って驚いた。
これ、短編集なんですけど……なんだかずいぶんと可愛らしい……忌憚なくいえば
まだるっこしい作品ですね?文章がまずまだるっこしい。
なんでこんなにトロトロしてるんだろうと思った。てっきりもっと尖ってるもんかと。
ストーリー自体もまだるっこしい感じ。6編あるうち最初の2編が特にダメで、
その時点で読みたくなくなっていた。3編目の「風味絶佳」はおばあちゃんのキャラは
良かったのでまあまあ好きだったが、4、5、6を今読み返しても
どんな話だったから思い出せないくらいだから、やはり面白くなかったんだろう。
書評家が(誰だったか忘れた)「僕は勉強が出来ない」以降上手くなったと言ってた。
山田詠美の出版歴は知らないが、それ以降もたくさん作品を書いてるんだろう。
若い頃なら、念のためにもう1冊くらいは読んでみるか……という根気が持てたかも
しれないけれども、読める冊数も限られるであろう現在、
山田詠美はまあいいかな。これだけで。

コメント