◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 山田詠美「風味絶佳」

初山田詠美。ひところは相当に人気があった人な気がする。わたしのイメージでは、性愛をメインにした私小説的な作品で、そういうのは興味ないなあと思っていた。でもまあ1冊くらいは読んでおくかと……。そう思ったのは、誰だったか書評家がこれを褒めていた...
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◇ 丸島和洋「戦国大名の『外交』」

講談社選書メチエだからそこまでガチガチではないんだけど、若干専門寄りの地味目の内容。なんで読んでるのかというと、話せば長いんですが、まず「真田丸」を見て(もう10年前ですか)、武田氏について知らないなと思った。→8年後くらいに武田氏参考図書...
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◇ アーサー・C・クラーク「楽園の泉」

長年の懸案(?)である「銀河ヒッチハイクガイド」の前にこっちを読んでみた。SF育ちのわたしとしては忸怩たる思いで言うのだが……SFって今となってはあんまり面白くないのよね。特に海外SFは。SFって設定命なジャンルだし、しかも理系の話だから情...
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◇ 塩野七生「ローマ人の物語 Ⅵ パクス・ロマーナ」

塩野さんは最愛の(多分)ユリウス・カエサルを4巻と5巻の分量で書いた。6巻はほぼアウグストゥスについて。でも塩野さんも冒頭で書いているように、アウグストゥスは人間的な部分が少ない――わけではないんだろうけど、まあそりゃカエサルに比べたら、書...
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◇ 佐々木邦「心の歴史」

もう読み終わって2週間くらい経ってしまったので、どんな話だったかすっかり忘れた。だが面白かったので、全集をとりあえず2、3冊読んでみようと思ったのはメモが残っている。面白かったです。こんなタイトルですが、小説なんですよね。自伝の形をとった小...
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◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅲ-04 石牟礼道子 苦海浄土」

こういう重いテーマは苦手である。読みたくないなあ……と思いつつ、何しろ池澤夏樹個人編集世界文学全集のラス2なので、最初から完全にスルーという選択肢はなかった。がんばってチャレンジしました。水俣病という主題について――わたしが言えることは何も...
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◇ ヤコブス・デ・ヴォラギネ「黄金伝説」

この全4巻、うーん、多分1年くらいかけて読んだんじゃないかなあ。けっこう内容が面倒なんですよ。まあ内容にしては読みやすい、と言った方が現実には合っているんだけど。だが面倒なのは事実なので、1巻ごとにけっこう時間を空けて読んだ。「黄金伝説」っ...
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◇ 三島由紀夫「文章読本」

ここのところ、文豪による「文章読本」を何冊か読んで来て。多分これで4冊目?5冊目?吉行淳之介編のやつは数に入れないとすると4冊目かな。川端康成(仮・中村真一)、谷崎潤一郎、丸谷才一。この中で一番響かなかったのがこの三島由紀夫のものでした。う...
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◇ 水村美苗「母の遺産 新聞小説」

水村美苗は基本的に「私小説」を書く。今作の話は、母と娘たちの葛藤、介護問題、夫の浮気、そこからの離婚と経済問題。まあこう書くととてもドロドロした内容ですが、――ずばり、ドロドロしてます。そのドロドロした心を、正直に、理性的に、そしてまたスノ...
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◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅲ-05 短編コレクション1」

この本の美点は、――本のカバーの色。こういうピンクは珍しい。背表紙がすでに退色しているのがまた味わい深い。短編20作。まーなにしろ池澤は文学的な人だから、ブンガク的じゃないわたしにはなかなか……でも短編はまだ楽ですね。長編だと受け付けないも...