◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 定塚武敏「海を渡る浮世絵 ――林忠正の生涯――」

わたしは美術にけっこう興味がある方ですが、そもそも林忠正という人は、明治期パリで活躍した古美術商ということしか知らなかった。なので先般から関連本を読んでいる。これで3冊目。しかし正直、3冊読むと飽きますな。そんなに間を詰めて読んだわけではな...
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◇ 塩野七生「ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語Ⅴ」

ユリウス・カエサルについて数えきれないくらい読んでいる。――といっても短ければ半ページくらいの分も含めてだが。ガリア遠征、三頭政治、ルビコン渡河、内戦、ポンペイウス制圧、クレオパトラとの恋、独裁者、そして暗殺。そういう流れはまあわかっている...
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◇ 高橋秀実「男は邪魔!『性差』をめぐる探求」

これ、読む前にぜひ知っておいて欲しいんですけど、〇著者はたかはし・ひでなりと読んで、男性です。〇タイトルがあおってるし、サブタイトルが無駄にまともです。なので、この内容を求める層にちゃんと届くのか心配。端的にいえば、この人の書くものは「ユー...
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◇ 中村真一郎「文章読本」

ここのところ(といっても何ヶ月かかけて)、文章読本を何冊か読んでいる。川端康成、谷崎潤一郎、丸山才一、これが4冊目かね。あ、吉行淳之介選の「文章読本」もあったが、これは正直、単に文章についての(そんなによく考えてないものも含む)20人のエッ...
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◇ 林子平「海国兵談」

林子平の墓所は、親戚のお墓があるお寺と同じでね。そういう意味では本人に親しみを感じないわけではなく――親しみがあったからこそまあ一応読んでみようかと古本屋で見かけて買ったんだけど、実際に読み始めたら、早々にほぼ諦めた。読みにくいのよ。漢字・...
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◇ 谷津矢車「洛中洛外画狂伝」(しかし100ページあたりまで)

ちらっと歴史系テレビ番組に出ていた著者本人が感じ良かったので興味を持って読んでみた。……が、ダメでした。100ページでギブアップ。これはねー。佐藤賢一「王妃の離婚」と同じです。言葉のチョイスが絶望的に合わない。合わないというより、間違ってい...
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◇ 宮口幸治「ケーキの切れない非行少年たち」

最近の新書ですねえ、という感想。家人が持っていたので借りて読んだんだが、……うーん、面白い内容ではあったけど、わたしは最近の新書自体に不満があるのよね。といって新書を数多く読んでいるかというとほぼ読んでないのだが。昔の新書は――こういうと語...
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◇ 連城三紀彦「戻り川心中」

連城三紀彦、多分2冊目。達者だなあとは思うけれど、好きかって言われると……。たとえて言えば東野圭吾。上手いけど、フォーマットで書いている感触がなきにしもあらず。これは短編集なんですよね。表題作の「戻り川心中」以外はタイトルに花が入っていて、...
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◇ 水村節子「高台にある家」

人間は一生に一冊、本が書けるという。それは自叙伝。――という言葉の出典は何か、とうちのgeminiに訊いてみたところ、萩原浩だと言われたが、もっと前から誰かが言ってましたよね?出典という出典が出ないほど一般的な文章なのか。本作は、この言葉の...
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◇ サマセット・モーム「お菓子と麦酒」

モームは何十年か前に数冊読んだ記憶がある。5、6冊だった印象はあるが、今タイトルを見返しても一体何を読んだんだったか……そもそも内容を覚えていない。タイトルで確実に読んだ記憶があるのは「アシェンデン」「魔術師」「サミング・アップ」、「月と6...