わたしは「宇宙戦艦ヤマト」はすごく好きだったんだけど、「銀河鉄道999」は
そうでもなかった。多分イメージが暗くて重かったんだと思う。
あとマンガと映画で主人公が別人なことが納得出来なかった。
あれだけ顔が変われば別人じゃない?同じ話にはならないよ。
なので、テレビシリーズは何話か、マンガも何話か、映画は1作目を多分けっこう後に見て、
2作目は見てない、という関係性に留まる。
……と思っていたが、初めてだと思って今回劇場版の2作目を見てみたところ
なんだか自信がなくなった。
わたし、これ見たっけ?
AIにこんなことを訊いてしまったりして。知らんっちゅうねん。
でも要所要所知ってる部分が出てくるのよね。それがテレビ放映で実際見たせいなのか、
それとも死ぬほど繰り返された「アニメ名場面集」の特番のせいなのか、
ちょこちょこ原作マンガを見た部分なのかサッパリわからない。
あ、「ガラスのクレア」のエピソードで大泣きした記憶があるから、
子供向けのノベライズ本は読んだな。
「鉄郎さん、さようなら……。私のたったひとりのおともだち……。好きだったわ、
とてもとても……」台詞まで思い出せるわ。
これさー。――なんと45年前ですよ!ほぼ半世紀。
まあ半世紀経っていること自体は驚きではないんだが、世界観的に半世紀経っても
色褪せないというか、いや、色褪せないわけではないけど、むしろ現在のSF設定の
根本にある作品だよね。
正直言って絵は古かろう。初めて見る人はハードルが高いだろうね。
だが世界観は、当時としては相当作りこまれているんだろうな。
機械の体と人間の体。ちょっと前の時代より、AIが出て来たまさに現代の方が
身につまされる気がする。
とはいえ、これは作品としては主にシナリオがだいぶ不満ですけどね。
冒頭のパルチザンのシーンは長すぎる。
せっかく999が登場するのに、全景を見せないとか……!
全景を見せないわりに、地球離陸のシーンは無駄に長かった。
絵として全然決まらない。
地球からどこへ行くのかわからない列車に乗るにしては、そのことについての言及がないし、
なんか都合がいい駅が2、3ヶ所とかしか出て来ないので、
むしろアンドロメダ直行の方が納得は出来た。
メーテルの生まれた星に行くメタ的な理由は納得出来るが、作品世界で特に意味はないよね?
オルゴールを持っていた地球人じゃない青い顔の少年とのエピソードも薄かったしね。
オルゴールの聴こえ方は効果的だったけど。
メーテルの登場も、向かい合って見つめあうまですごく長かった。長すぎ。
そこで最初に交わす会話が重要だったんじゃないかと思うのだが、そのシーンはなし。
これがなあ。話として明確に欠点だと思った。
前作の劇場版のことなんかほぼ全てを忘れているからアレだけど、
惑星アンドロメダはあれで良かったのかなあ。プロメシュウムはあれで良かったのか。
母の立ち位置は明確だけど、メーテルは一体どんな立ち位置なのか。
知らんので、この映画一本見ただけでは全然わからないですねー。
まあこの映画は前作やテレビシリーズ必須の作品だと思うけど、
本来的には映画は1本で見てわかる話にしないとね。
お父さんなんて、ほんとにぱっと出てぱっと来てぱっといなくなりましたからね。
話はサッパリ進まないけど、見せたいのは絵だったんだろうな。
だからこそ絵のシーンが長すぎて、さらに話が動かないわけだが。
急に出てくるハーロックとかエメラルダスも、背後関係がわからないのでなんとも……
まあ急に助けに来てくれる強い味方ってかっこいいからいいけれども。
ええっ!エメラルダスってメーテルの双子の姉!?
でもわたしもこのタイミングで見たのはある意味で良かった。
こないだSLやまぐち号に乗って来たから、999の汽笛を聞くだけで感慨深かった。
いいですねえ。汽笛は。
ノスタルジー込みで楽しめた作品。

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