長年の宿題の一冊。
いつかは読むんだろうなー、と思いつつ、今まで未読だった。ようやく読んだ。面白かった。
海外SFは「こってり」とか「重い」とか「厚い」とかがイメージだけど、
この作品は軽いですね。このくらいのボリュームがありがたい。
設定がおバカで面白いのよ。
逆にいえば、設定頼み――というわけではないな。設定と小ネタの面白さ。
そもそも、銀河ハイウェイにひっかかって地球が消滅させられるとか。
鬱病のロボットとか。うっとうしいけど。
言い回しがイギリスっぽいんだよねー。
微妙にもってまわったような、マッチョなところがほとんどない。
科学的なところもほとんどない。サイエンスフィクションじゃなくて、
まさにスペースファンタジーというべきにやあらむ。
……どうもあまり実のある感想がないな。
まあこの作品は、読んでいる時の小ネタが楽しめればいいのではないか。
だがちと不満を述べるとしたら、最後はあまりにさっくり終わりすぎて、
ちゃんとエンディングを迎えてないと感じた。
ネタバレでいうと「宇宙の果てのレストランへ続く~」で終わるのよね。
なので、そっちも読まなければならない気がしている。
最終的にはシリーズで5作あるそうなので、順番に読んでいくのだろう。
作者は、「モンティ・パイソン」とか「ドクター・フー」とかの脚本家なんだって。
どっちも見たことはないんだけど、本業はそっちなんだね。小説は数が少ない。
軽みはそっちから来てるのか。そうか。珍しく吉と出てるね、経歴がね。
49歳で突然亡くなったそうだから、長生きすれば小説は増えたかもしれない。
これは1979年の作品。――ひいっ!半世紀近いんですか。
ほぼ遺跡ですね。そしてその遺跡を遺跡と感じない自分がコワイ。
最近こんなのばっかりやなあ。

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