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◇ 綾辻行人「Another エピソードS」

これの前作「Another」はわたしにとって30年ぶりの綾辻。
なかなか面白かった。それに比べてると本作はだいぶユルいよなあ。まあ面白かったけど。

そもそも前作「Another」は2009年。本作が2013年。……あれ?
思ったより間が空いてないなあ。この次にもう一つ「Another 2001」
というのが続くんだけど、これが2020年。ややこしいね。

わたしは本作はちょっと引き伸ばし感が強いと思った。これ、現行のボリュームより
3割減で書くとちょうどいいくらいなんじゃないでしょうか。
1冊にするために引き伸ばしたとかはない?わたしはそう感じて、ちょっとだらけた。

まあたしかに前作の視点人物である男の子が出てくる方が連続性は持てるけど、
でもこの話で彼が出てくる必然性はあったかなあ。

最初と最後を挟むサンドイッチ。導入はしやすいし、最後細かいところの謎解きも
書きやすいだろうけど、それだけに安易と感じた。
見崎鳴だけのひと夏の経験とした方が、作品としての完成度は高かったのではないか。

3作目の「2001」を次に読むが、どうでしょうねえ。間が7年。
続き物を7年空けて書くのは難しいだろうね。

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