もう読み終わって2週間くらい経ってしまったので、どんな話だったかすっかり忘れた。
だが面白かったので、全集をとりあえず2、3冊読んでみようと思ったのは
メモが残っている。面白かったです。
こんなタイトルですが、小説なんですよね。
自伝の形をとった小説。社長で代議士で、でも戦後パージを受けた一人称の主人公が、
半生を振り返って綴っていく。
これ、わたしはてっきり、作家本人の人生にかなり重なるものだと思って読んでいた。
そしたら全然違って、純粋に創作。それにしてはなかなか自然で衒いがなく、
楽しく読めた。本人は大学教授であり作家の人生。
書いたジャンルとしてはユーモア小説らしい。
大きくいえば、庄野順三や源氏鶏太あたりのくくりなのかなーと感じる。
まあ庄野順三とは生年に数十年の開きがあるが。
古き良き時代の小説かもしれませんね。庄野順三を読んだ時も、
こんなに普通のことを書いて「小説」になるんだ!と驚いたが、それに似た穏やかさがある。
今の小説にはこんな衒いのないものは難しいかもしれない。
そういう意味で、たまに読んでもいいジャンル。全集全部読む自信はないが、
何冊かなら楽しく読める気がする。

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