◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅲ-04 石牟礼道子 苦海浄土」

こういう重いテーマは苦手である。読みたくないなあ……と思いつつ、何しろ池澤夏樹個人編集世界文学全集のラス2なので、最初から完全にスルーという選択肢はなかった。がんばってチャレンジしました。水俣病という主題について――わたしが言えることは何も...
◇読んだ本の感想。

◇ ヤコブス・デ・ヴォラギネ「黄金伝説」

この全4巻、うーん、多分1年くらいかけて読んだんじゃないかなあ。けっこう内容が面倒なんですよ。まあ内容にしては読みやすい、と言った方が現実には合っているんだけど。だが面倒なのは事実なので、1巻ごとにけっこう時間を空けて読んだ。「黄金伝説」っ...
◇読んだ本の感想。

◇ 三島由紀夫「文章読本」

ここのところ、文豪による「文章読本」を何冊か読んで来て。多分これで4冊目?5冊目?吉行淳之介編のやつは数に入れないとすると4冊目かな。川端康成(仮・中村真一)、谷崎潤一郎、丸谷才一。この中で一番響かなかったのがこの三島由紀夫のものでした。う...
◇読んだ本の感想。

◇ 水村美苗「母の遺産 新聞小説」

水村美苗は基本的に「私小説」を書く。今作の話は、母と娘たちの葛藤、介護問題、夫の浮気、そこからの離婚と経済問題。まあこう書くととてもドロドロした内容ですが、――ずばり、ドロドロしてます。そのドロドロした心を、正直に、理性的に、そしてまたスノ...
◇読んだ本の感想。

◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅲ-05 短編コレクション1」

この本の美点は、――本のカバーの色。こういうピンクは珍しい。背表紙がすでに退色しているのがまた味わい深い。短編20作。まーなにしろ池澤は文学的な人だから、ブンガク的じゃないわたしにはなかなか……でも短編はまだ楽ですね。長編だと受け付けないも...
◇読んだ本の感想。

◇ 綾辻行人「Another 上下」

文庫本で借りて良かった。単行本だとかなり重かっただろうから。綾辻行人はものすごーく久しぶりですねえ。30年ぶりくらい?多分そのくらい。本に対する嗜好がものすごく狭く、読む本がなくなったところで、無理やり範囲を広げた作家のうちの一人。嫌いでは...
◇読んだ本の感想。

◇ 赤瀬川原平「世の中は偶然に満ちている」

赤瀬川さんとの付き合いは長い。もちろん単なる読者としてだけども。「トマソン」で知ったんだよね。面白いと思った。これが1985年発行。わたしが知ったのはリアルタイムではなく、もっと時間が経ってからだった。そこから路上観察学会関連を知って、関連...
◇読んだ本の感想。

◇ 丸谷才一「いろんな色のインクで」

丸谷才一は折にふれて何冊も読んで、そのたびに文学的に難しくて面白く読めない作家。――だが喜んでください!これはおおむね面白く読めました!まあ内容が簡単でした。基本的には書評なんだけど、そこまで文学的ではなく。わたしのような非文学者にも読める...
◇読んだ本の感想。

◇ 定塚武敏「海を渡る浮世絵 ――林忠正の生涯――」

わたしは美術にけっこう興味がある方ですが、そもそも林忠正という人は、明治期パリで活躍した古美術商ということしか知らなかった。なので先般から関連本を読んでいる。これで3冊目。しかし正直、3冊読むと飽きますな。そんなに間を詰めて読んだわけではな...
◇読んだ本の感想。

◇ 塩野七生「ユリウス・カエサル ルビコン以前 ローマ人の物語Ⅴ」

ユリウス・カエサルについて数えきれないくらい読んでいる。――といっても短ければ半ページくらいの分も含めてだが。ガリア遠征、三頭政治、ルビコン渡河、内戦、ポンペイウス制圧、クレオパトラとの恋、独裁者、そして暗殺。そういう流れはまあわかっている...