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☆ < 黒牢城 >

いや~~~~つまらなかったね~~~~!
びっくりするほどつまらなかった。これは人生でワースト5に入る映画でした。
3かな?映画館で見た映画としては3に入るかも。
本当につまらなかった。

見始めて、そもそものところで、本木雅弘の喋り方が気になったんですよ。
あまりにも作りすぎててわずらわしい。でもまあ主軸はミステリなんだろうから
最初はがまんするか。設定部分が過ぎたら本木雅弘の台詞量も減るだろう。

当然吉高由里子の舌ったらずな喋りも気に食わないわけ。
まあでも最初は(以下略)、ミステリが始まるのを待つ。

で、一応ミステリが始まったんだけどさあ。
いかにもミステリではあるんだけど、密室殺人にはならず、捜査もダラダラやってるし、
観ている方に対してもダラダラ事実を伝えただけ。

その後、地下牢の官兵衛(菅田将暉)に安楽椅子探偵をさせて。
でもそこでは結論を提示せず、3つか4つの「事件」をあとでまとめて官兵衛が
推理するんだけど……。
これが全然意外でもなければ「なるほど」でもないのよ!

ミステリって、結局は推理の過程の納得性が大事な柱じゃないですか。
でも全然、謎の立て方も魅力的でなければ、推理の基となる事実もなんだかふわっとしており、
それに伴って、推理も全く魅力的にならない。
正確に言えば、最初の子供が死ぬのはまあ魅力的な謎と言えるが、
結局アレがアレだと、もう推理というよりそのまんまなんだよー。

他の「事件」は全然つまらなかった。首の変容も坊主の殺害も。
「サスペンス」というのは「サスペンデッド」――吊られたような不安定さを楽しむ
ジャンルなんだが、この作品の場合その不安定さが「それがなんなの?」という疑問の
方向にしかいかず、それが延々と続くのでどうでも良くなってしまう。

まーつまらなかったつまらなかった。
始まって1時間くらいは「そのうち面白くなるかもしれない……」と思って見てたが、
その後は諦め、ひたすら終わるのを待ち望む時間。
眠かったのでじゃあいい気持ちで寝ようかと切り替えたが、なんだか眠れず。

途中で出て行こうかと思った。(そして実際出て行った人も1人か2人いた)
でも結局どういう話だったのか?が最後まで見なければわからないため我慢した。
でもこれ、2時間半超の尺なんですよねえ……。苦行だった。

 

わたしは、米澤穂信は何冊か読んでる。初期のもの。
それ以降の作品はあと3年後くらいからまた読み始める。印象はいい作家だ。
ミステリとして面白いという記憶はある。

時代劇も現行人類のなかではまあまあ見ている方に属する。
時代劇がハードルが高いというわけではまったくない。

歴史も好きな方だ。まあ荒木村重に詳しいかというと全然そんなことはないが、
突然信長に反旗を翻したこと、その理由は謎とされていること、
使者に来た官兵衛を理不尽に長期間拘束したことくらいは知っている。
こないだ「英雄たちの選択」でも見たしね。

この映画を楽しめない要因はほぼなかったと思うのだが、なんでこんなに面白くなかったかね?

一作目の脚本家と一本目の監督が撮ったような作品だと思ったなあ。
エピソードをだらだらと積み重ねすぎ。メリハリがなく、おっさんも多すぎ、
話が落ち着かないうちに次へ次へと移っていくので納得感が全然ない。

荒木村重を描きたかったのなら、ミステリ抜きで時代劇としてちゃんと撮れば良かったのに。
どっちつかずの、中途半端すぎる作品になってしまった。

そしたら黒澤清監督・脚本なんですってね!なんなんだ、一体。
とはいってもわたしは「スパイの妻」しか見てないが。
あれもそんなに感心しなかったし、今後この監督の作品は見ないことにします。
その方がお互いのためだろう。

残念な映画でした。

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