まだるっこしい気配はありながら、まあまあ面白く読めた。
何しろわたしは「ジェイン・エア」が愛読書でしたからね。(今は誰かに貸したまま紛失中。)
古き良き時代の英国アッパーミドルクラスの生活。親しみを感じる。
まあでも作者たちの年齢は相当違うか。40歳も違えば、同世代の作家とは言えなかろうしね。
小説も映画と似たような感じだったかなあ。
エマは、うざったいけど小説でもやはり可愛いと感じられる造型だった。
だってあの程度の自惚れとか自尊心、意地悪や冷たさなんかは誰にでもあることで、
そこまで反省するほどのレベルではないよねえ。そこをマジメに反省するエマはむしろ善意の人。
むしろナイトリー氏の方が、……たしか映画では正しい人として描かれていたように思うが、
小説を読んでみると、彼もけっこう偏った人じゃないですか。
エマと比べてはるかに人間的に優れてるというほどではない。
まあ別に人間的に優れてなくても、小説の登場人物としては魅力的なわけで……文句はないです。
最後メデタシメデタシで良かった。今までのナイトリー氏のツンデレ(死語?)は
なんだったのかと思うほど素直な展開。
しかしわたしは、ジェイン・オースティンの声望の高さがよくわからないんだが。
解説を丸のみしても仕方ないのかもしれないんだけど、イギリスでそこまで評価が高い作家なの?
日本で例えて言えば、漱石・鴎外のようなもん?そこまではいかない?
まあ英国文学を数多く読んで来た人にして初めてわかる良さなんだろう。
わたしは普通に面白く読んだ。まあベイツ老嬢の部分はページを飛ばしたけど。


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