ドラマ。

< 雪国(2022年) >

少し前に川端康成の「雪国」を初めて読んだばかりだったので、番組表で「雪国」と見た時に何も考えずに録画した。てっきり10年くらい前に作られた映画だろうと思っていた。そしたらNHKでつい先日作られたドラマなんだってね。というか、再放送じゃなくて...
◇読んだ本の感想。

◇ 柳広司「百万のマルコ」

タイトルにうっすら漂うハードボイルド臭。……と思ったのだが、そういうことはまったくなくて、普通の(?)マルコ・ポーロの話でした。マルコ・イル・ミリオーネですな。これは連作短編で、マルコ・ポーロが牢仲間たちに自分の体験を語る……というおそらく...
◇読んだ本の感想。

◇ 池澤夏樹個人編集「世界文学全集Ⅱ-06 庭、灰/見えない都市」

キシュ「庭、灰」とカルヴィーノ「見えない都市」のカップリング。以前に「見えない都市」は読んだので、今回は割愛させてもらって「庭、灰」のみを読んだ。わけがわからなかった。ぼやっと始まり、しかも自分と母の関わりだから、つい先ごろ読んだオルハン・...
ドラマ。

< 探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り >

きたあああああ!……前クールのドラマを最終回が終わってから見始める。このドラマ大好き。しかもパワーアップしてるじゃないですか!シーズン初回のぶっこみぶりは楽しくて楽しくて。見ながらわくわくしていたよ。アリガタイアリガタイ。これと「時効警察」...
◇読んだ本の感想。

◇ 柴田元幸「書き出し 世界文学全集」

おれをイシュメールと呼んでくれ。……といいたくなるよね、低音で。「白鯨」ですな。タイトル通り、世界の有名作品の書き出しを並べた本。各作品だいたい3ページ、長くても4ページくらいかな。読んでからけっこう驚いたのだが、全部柴田元幸がこの企画のた...
◇読んだ本の感想。

◆ 特別展 ポンペイ

ポンペイも(巡回展が)何回か来ている気がするなあ。テレビでたまに特集もされるし。なんなら現地にも行ったしさ。とはいえ、宮城県美術館改修工事閉館前の貴重なヨーロッパなので見に行きますよ。期待よりは、ごくかすかーに展示品が地味だった。モザイク画...
◇読んだ本の感想。

◇ 海野一隆「地図に見る日本 倭国・ジパング・大日本」

宮田珠己おすすめ本から。あの人、地図とか好きなんですよね。地図をフィーチャーしたエキシビはある。たまに。そんなに珍しくはない。この本はエキシビで講演をした時に喋った内容を書籍にまとめたものだそうだ。倭国というのは中国から見た日本、ジパングと...
◇読んだ本の感想。

◇ 片桐はいり「わたしのマトカ」

現在最も書いて欲しいエッセイの書き手が片桐はいりである。だが旅に出にくい状況だし、その願いはかなわなかろう。これは「かもめ食堂」の時のロケで、1ヶ月強フィンランドに滞在した時の滞在記。マトカはフィンランド語で「旅」とのこと。マトリョーシカの...
ドラマ。

< 悪女(ワル)~働くのがかっこ悪いなんて誰がいった?~ >

タイトルからして何とかしろ、と言いたい気持ちをかすかに感じつつ視聴。今田美桜はけっこう好きなんですよね。かわいいおねえちゃん役でしかなかった「セミオトコ」の時からなぜか好きだった。その後「親バカ青春白書」を見て、こういうきれいな、きつめの感...
◇読んだ本の感想。

◇ オルハン・パムク「イスタンブール 思い出とこの町」

ジャンルとしては自伝であろうが……むしろ主役はイスタンブール。こういう焦点のずらし方は珍しいかもしれない。オルハン・パムクは「わたしの名は紅」「雪」「白い城」「赤い髪の女」と読んでこれが5冊目。今となっては総じて印象はいいんだけど、読んでる...