◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ シェンキェーヴィチ『クオ・ワディス』

この本は「歴史小説」だったのだ。のっけから余談だが、この本のタイトルと著者名は何とかした方がいい。というのも、全3巻のこの本を図書館から借りる過程で、電話で在庫確認をしたことが一度、書棚の位置を確認したことが一度あったから。そしてどちらも、...
◇読んだ本の感想。

◇ プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地 上・下』

これは「訴えかけている」本。正直にいって、小説として読むには所々ひっかかりを感じる部分があった。こういう人物設定で、こんな行動を取るかな?とか。翻訳小説って、そういう部分が民族的なメンタリティの違いなのか、翻訳が下手……もしくは翻訳不可能な...
◇読んだ本の感想。

◇ 小川洋子『博士の愛した数式』

これは「物語の価値を教える」本。本屋大賞を受賞した当時は、この作品は店頭にいくらでも平積みになっていた。「第一回の本屋大賞」というところに面白みを感じて、手にとってみた。何とか賞受賞といっても、それが面白さに直結することはそれほど多くはない...
◇読んだ本の感想。

『開高健全集 20巻』

これは「描写に優れた」本。たとえ他人の評価が高かろうとも、自分の好みに合わなければしょーがない。ちょっと前に、初開高作品として「輝ける闇」「新しい天体」を読んだが、今ひとつだった。わたしが書物に望むことは、優しく・穏やかな・美しく・夢のある...
◇読んだ本の感想。

『山尾悠子作品集成』

これは「凄い」本。今まで読んだ本の中で一冊としては最大級の文章量じゃないだろうか。単行本、サイズが大小あるうちの大、それが後記の最後まで763ページ、小さめのフォントとそれなりに詰まった行間でびっしり。装丁は布張り型押し、重さは1.2キロ。...
◇読んだ本の感想。

読んだ本の感想を。

読んだ本の感想までも書き始めると、収拾がつかなくなるだろうからやめとこうと思っていたのだが、この度、個人的な(精神的)理由でしょーがないから書いちゃおう、ということに決めた。ただし読んだ本全部について書くつもりは全くなく、よほどの本にぶちあ...