◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 山尾悠子「仮面物語」

これは「実体のある幻想」を描いた本。何ヶ月か前に、「山尾悠子作品集成」という本を読んで感銘を受けた。その後、同じ作者による「ラピスラズリ」を読んだ。これは可も不可もなし。3冊目として「仮面物語」。これは「集成」とは違う意味で、読んで唸った。...
◇読んだ本の感想。

◇ 池上永一『ぼくのキャノン』

この本は「読むクラインの壷」。 「ぼくのキャノン」というタイトルで、一体どういう話が想像出来るだろう?……読み始めて、これが本当に大砲の話だと知った時には、腰が砕けた。しかも大砲をご神体とする宗教だと?こんな地域社会って……コトブキ(ハート...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤亜紀『陽気な黙示録』

この本は爽快(かどうかは多分に人による)な「毒舌」エッセイ。ふはっ。ふはは。最初のページからにやにやしながら読み進めていたのだが、18ページにさしかかったところで、我慢できずに吹き出してしまった。こんなこと書かれては、こっちは笑わずにはいら...
◇読んだ本の感想。

ロバ耳。

はーっ。憂鬱だなあ……。今は努力して新しい本に手を伸ばそうとしているけれど、わたしはずっと、本の新規開拓がコワかった。いや、「本」の新規開拓ではない。初めて読む「小説」が苦手だった。なぜかというと、……はっきり言って、あまり面白いと思うもの...
◇読んだ本の感想。

メモがわりに。

今日本屋に行ったら、ものすごく巨大な本が置いてあった。その名も、「ファイドン・アトラス 世界の現代建築」現代社会にあるまじき大きさ。長幅46センチ。有り得ん。中世の写本ならいざ知らず。中身は、1998年以降に建てられた世界75ヶ国1052の...
◇読んだ本の感想。

◇ シェンキェーヴィチ『クオ・ワディス』

この本は「歴史小説」だったのだ。のっけから余談だが、この本のタイトルと著者名は何とかした方がいい。というのも、全3巻のこの本を図書館から借りる過程で、電話で在庫確認をしたことが一度、書棚の位置を確認したことが一度あったから。そしてどちらも、...
◇読んだ本の感想。

◇ プラムディヤ・アナンタ・トゥール『人間の大地 上・下』

これは「訴えかけている」本。正直にいって、小説として読むには所々ひっかかりを感じる部分があった。こういう人物設定で、こんな行動を取るかな?とか。翻訳小説って、そういう部分が民族的なメンタリティの違いなのか、翻訳が下手……もしくは翻訳不可能な...
◇読んだ本の感想。

◇ 小川洋子『博士の愛した数式』

これは「物語の価値を教える」本。本屋大賞を受賞した当時は、この作品は店頭にいくらでも平積みになっていた。「第一回の本屋大賞」というところに面白みを感じて、手にとってみた。何とか賞受賞といっても、それが面白さに直結することはそれほど多くはない...
◇読んだ本の感想。

『開高健全集 20巻』

これは「描写に優れた」本。たとえ他人の評価が高かろうとも、自分の好みに合わなければしょーがない。ちょっと前に、初開高作品として「輝ける闇」「新しい天体」を読んだが、今ひとつだった。わたしが書物に望むことは、優しく・穏やかな・美しく・夢のある...
◇読んだ本の感想。

『山尾悠子作品集成』

これは「凄い」本。今まで読んだ本の中で一冊としては最大級の文章量じゃないだろうか。単行本、サイズが大小あるうちの大、それが後記の最後まで763ページ、小さめのフォントとそれなりに詰まった行間でびっしり。装丁は布張り型押し、重さは1.2キロ。...