uraraka-umeko

◇読んだ本の感想。

◇ ジョン・バンヴィル「バーチウッド」(佐藤亜紀・岡崎淳子訳)

佐藤亜紀訳ということに重きを置きすぎたせいか、最初のうちは作者と訳者が二重写しになって困った。段々気にはならなくなっていくが。しかし今回の試み(バンヴィル作品を佐藤亜紀が訳すという)には1+1が3になるような錬金的成果はなかったかな。予想よ...
テレビで見た映画。

< ロング・エンゲージメント >(DVD視聴)

いかにもフランス映画らしく、映像は美しい。――だがいかんせん、登場人物が多すぎる。みんな小太りの(小太りじゃない人もいるけど)ヒゲのおっさんなので、区別がつかない。おっさんというくくりだけなら、10人じゃきかないだろう。って、監督!気付いて...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮田珠己「ふしぎ盆栽 ホンノンボ」

またまた宮田のエッセイ。何と今回は珍しく、テーマがあるんだぞ!テーマは、タイトルにもあるように“ホンノンボ”です。なんじゃい、ホンノンボって?……この問いに対する正確な回答は、うーむ、今のところナイ。なぜならば、この本は「ホンノンボとは何か...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤亜紀「醜聞の作法」

佐藤亜紀にしては珍しいくらい穏やかな作品。――穏やかなだけに、感想として語るべきことがほとんどない。でも贔屓作家なので、一応記事に挙げておく。合わせ鏡のような若干ひねった作りが、佐藤亜紀といえば佐藤亜紀っぽいかな。あとはまあ……底辺にしっと...
◇読んだ本の感想。

◇ ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」

この甘さは飾り砂糖かな。軽やかさを例えるならば、木琴か鉄琴のあのコロコロとした音か。きらきらと転がるようなこの話は、色鮮やかなビー玉か。いや、ビー玉よりももっとはかなく、そうか、うん、シャボン玉。……と思ってよく見てみれば、タイトルが「うた...
テレビで見た映画。

< レインマン >(DVD視聴)

苦手な映画でした。最終的に“いい話”であることは間違いないが、……ほとんどの部分が“いい話”じゃないんだもの!!心穏やかに見ていられなくて疲れた。わたしは主人公がハラハラ(今回はむしろイライラ)したり、ハズカシイ映画はダメなんだ。冒頭のシー...
◇読んだ本の感想。

◇ 遠藤周作「イエスの生涯」

わたしの想像、より正確にはわたしの投影だが……絶対の信仰を持てないキリスト者。……それは哀れな存在だ。どうなんだ、遠藤周作。そこまでしがみついていなければならなかったのか?出会わなければ良かった、と思ったこともあっただろうな。枷、という言い...
◇読んだ本の感想。

◇ ノーマン・メイラー「裸者と死者」

アメリカ文学最短コース遍歴中。……大変でした。集英社の世界文学全集で読んだんだけど、これは上下組で解説まで含めると635ページまである。しかも内容が戦争もので、あっさりとした描写を大量に積み重ねるタイプの小説、基本的に、目に見えるほど話が動...
◇読んだ本の感想。

◇ アン・ライス「幻のヴァイオリン」(しかし112ページまで)

ううう。わたしが最も読んではいけないものを読んでしまったぁぁぁぁぁ……訳者の浅羽莢子さんには、シャーロット・マクラウド「セーラ・ケリングシリーズ」を訳してもらった恩がある。それもあって、わりと無防備に(信頼感をもって)読み始めたのだが……十...
◇読んだ本の感想。

◇ 辻 邦生「ある生涯の七つの場所」(全8巻)

全8巻を――2006年11月に第1巻「霧の聖マリ」読了だから、うおう、4年半かけて読み終わった。今更ですけど、これはきちんきちんと続けて読むべきでしたな。一挙に全部、ではなくていいけど少なくとも1ヶ月に1冊くらいのペースにはしておくべきだっ...