滅多に見ない韓国映画。
「音楽も子役もストーリーもいい」と友人がわざわざタイトルをメモってくれたので
興味を持って見てみた。
面白かったです。適度な面白さ。
ストーリーに所々強引さは感じるものの、その他の部分は心地よく楽しめました。
やはり最大のテガラは孫のギドン君だろうなあ。
あの可愛くない顔が可愛い。あれがただ可愛いだけの子役なら、この映画のニュアンスが
全く違ったものになっていただろう。いいねえ。
娘は、わたしは垢抜ける前の適当な感じの頃の方が好きだった。
きれいなおねーさんになってからは、どこにでもいそうな人に見えてしまったから。
その変身は、もう少し映画の後半に持って来ても良かったかな。
歌の雰囲気も良かったですよね。
お祖父さまは……えー、普通。
つーか、ラジオでメールを捏造するなよ、と言いたかった。素直に謝らんかい!と。
わたしは、お祖父さまの友人の獣医師がけっこう好きだったなあ。
「子育てもせんで家族が出来るなんて最高じゃないか!」という台詞は
実に無責任っぽいけど、そういう考え方で生きると人生が楽しそうだ。
ちょっと苦しかったのは、娘の恋人。
まあどうせストーリー上はそうなんだろうとは思っていたけど、
子供まで出来ていた仲に見えなかったんだよなあ。もう少し書き込んだら良かったのに。
彼らがもう少し上手く描けていたら、もう一段完成度が上がった感じだ。
だって「あんたは相変わらずだ」と言ってしまえば、その後よほどのことがあって惚れ直しでも
しないと、やり直しはきかないじゃない?
でも惚れ直すようなことをしてないですから、あの男は。とすると、娘の方のカップルは、
今後そんなに幸せにはなれないっぽい。
お祖父さまの方は、むしろイージーに恋がかなってしまってそれはそれでつまらん。
今からがんばって口説き落とすぞ!程度で止めておいた方が好みかなー。
でもシンプルさが韓流の魅力なんだよ、と聞いたこともある。
たしかにそういう側面はあるかも。
ただ、「過速」という意味が日本語ではわからないので、ここはわたしとしてはマイナスポイント。
やっぱりそこがわからないと、タイトルから内容の想像が出来ない。
アマゾンの内容紹介によると、“フライング”という意味だそうです。なるほど。納得。
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