んーんー、まあ面白い部分もあった。肝である「検証」が面白かったから、まあいいかな。
だが検証が終わった後、そこからエンディングまでは、なんだかすごい間延びしてたー。
なんとかかんとか華麗に謎を解いたのだから、そのまますらっと終わらせてれば良かったのに。
問題解決後から始まるヒューマンドラマがだらだらとつまらないのよ。
「検証」を書く話なんだから、上手に畳んで欲しかった。
まあ謎の立て方は面白かったかな。こんなんよく思いついたね。リアリティはないけど。
ミステリにリアリティを求めるのは理不尽だしね。
だがやっぱりそれ以外の部分が……手抜き、というのも気の毒かもしれないが、
だいぶ力の入れ方は違っている。これは原作では同じくらい力が入っているのでしょうか。
そうであればミステリとヒューマンドラマの両輪が揃った良作になりそうだけど、
この映画では片輪だけだと感じた。
役者たちの演技も悪くはない。
中村倫也と神木隆之介は演技力が評価されている役者だろうし、わたしもそう思ってたが、
ここ数年「そうでもないんじゃない?」と思うことが増えて。
今回も「そうでもないか?」と思いつつ見た。でも顔アップを多用するこの作品は、
中村倫也・神木隆之介・ムロツヨシの顔演技がたっぷり見れて、まあまあ楽しかった。
だが中村倫也はけっこうずっと同じ顔でしたよね。
最初から最後まで人間が変わらない気がした。
この人はいろいろな役はやれるけど、そこまで自己開示出来ないというか、
人間の深い部分まで表せないから、観客に感情移入させられない気がする。
それをいうなら鈴木亮平あたりもそうだけど。
好きな方なんだけどね。でもあんまり役柄の面白みは出ないというか。
中村倫也と神木隆之介は「屍人荘の殺人」を思い出すなあ。
今となってはそんなに面白かったイメージは残ってないんだけど、見た直後は
けっこう面白かったらしいです。
一番記憶にあるのは、中村倫也が最初のちょっとしか出て来なくて驚愕したこと。
初浜辺美波だったこと。
あ、そういえば、わたしの初中村倫也は多分「スーパーサラリーマン左江内氏」で、
がっつりムロツヨシと組んでたなあ。あのあとのブレイクだろうなあ。
まだ10年しか経ってないのか……。20年くらい経ってるイメージだった。
……そして申し訳ないが、出てくる3人の女優がみんな同じように見えて。
これはわたしの加齢がさせることかもしれないが、クイズ製作者と雑誌記者は
同時に出てくるからいいんだけど、突然過去の回想に入って元カノのシーンになるところで、
関係性を瞬時に把握できなかった。雑誌記者とご飯食べに行ってるの?
と最初は思ったし、次にクイズ製作者の若い頃で、昔付き合ってたの?と思った。
全然別人だったんですね。
水野美紀のyoutubeをたまに見てるので、今回ちゃんと福澤重文を見られたのは良かった。
まあ役柄として面白みはなかった。このグループの人たちは、なんでいたのか
わからないくらいの存在感だった。もっと重要な台詞とかさ……。
こういうところがドラマ的につまらなかった。
満足感は人によると思う。わたしよりもっと楽しめる人もいるだろうが、
全然つまらないと思う人も多分けっこういる。おすすめできるかは微妙。
初日に行って、20人弱しか入ってなかった。

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