PR

◆ スウェーデン絵画 北欧の光、日常のかがやき ~東京都美術館開館100周年記念~

2026年4月12日まで東京都美術館で開催中。

スウェーデンかどうかはわからないけれど、北欧絵画ということでいえば
わたしの人生で思いつく関わりは2つ。

1.大塚国際美術館で見た北欧絵画の何作かが良かった。
2.日曜美術館かなんかでやったハマスホイの作品が良かった。

あ、一応ムンクも北欧の画家ですね。それ以外に思いつくことは何もない。

だからこそ新鮮な気持ちで見に行けたとも言える。
前知識がないからこそ素直な気持ちで。久々かもしれない。
名前を知ってる画家なんて自慢じゃないけど一人もいませんでしたからね!

すっかり北欧絵画で変換されてしまっていたが、今回はスウェーデン絵画のエキシビでした。
ハマスホイはデンマークの作家で、ムンクはノルウェー。
大塚国際で見た(というか写真に撮って来た)ハラルド・ソールベリもノルウェー、
リッカード・ベリは……おお!これがスウェーデン!しかし事前に確認していかなかったから、
特に親近感も何もなく。全てが素。

それが良かったのか、総じて見ごたえがあるエキシビでした。
来てる絵がだいたい好みだったんですよね。例えれば、素朴で誠実な印象派。
硬質な光、多用される青。静謐。もうこれで言い尽くせる気がする。

アクセル・ユングステット「スイスの石切り場」
標高が高そうな硬質な光。光の質感がセガンティーニを思わせる。点描じゃないけど。

ブリューノ・リリエフォッシュ「カケス」「4種の鳥の習作」
「カケス」は手前にズームした枝葉を配置したのが(イラストとしてはありがちだが)いい。
「4種の鳥の習作」は分割された額が上手い発想。王道ではないが、インテリアとして秀逸。

カール・ラーションという画家の「ある住まいシリーズ」がありそうでなかったテーマ。
「カードゲームの支度」果物にピカピカのピントが合っている。
「キッチン」(「ある住まい」より)自宅の・家族を・モデルに描いているのよね。
「おもちゃのある部屋の隅」これ好き。前二者とはちょっと雰囲気が違って、
暗い隅なんだけどどこか温かい。

グスタブ・アンカルクローナ「太古の時代」
大作。古代の2隻の船と、ないだ海と、森の向こうの朝焼けが荘厳で美しい。

アウグスト・ストリンドバリ「ワンダーランド」
木漏れ日?水溜まりに反射する光?具象性のある抽象画。これはエキシビのメインビジュアル。

オット・ヘッセルボム「夏の夜(習作)」
光る湖面。習作といいつつ、完成度は高い。真似して描きたくなった。

グスタブ・フィエースタード「川辺の冬の夕暮れ」
波紋。かなり大作。これも真似したくなった。

家に飾りたいと思える絵が今回のエキシビでは多かった。
来ているボリュームも良かった。多からず少なからず。
けっこうマジメに見たので2時間くらいかけました。2時間ちゃんと見ると大変に疲れる。

画家の名前を覚えるまでには至らないと思うが、だいたいの絵が好きだったので
見てて楽しかったー。フランス印象派の影響をしっかり受けているとは思うが、
表現がより穏やかでとがっていないところが好き。
1880年代~90年代が多かったのでトーンが揃っていたのもあるだろうね。

非常に満足出来たエキシビでした。

コメント