2014-03

◇読んだ本の感想。

◇ 辻邦生「嵯峨野明月記」

一の声・二の声・三の声、という独白が、交代しながら自分の事を語り続ける話。読み進んでいくに従って、一の声は本阿弥光悦、二の声は俵屋宗達、三の声は角倉与一であることがわかってくるが、……ダレ?角倉与一って?知りませんよ。了以ならかろうじて教科...