2011-06

◇読んだ本の感想。

◇ ジェーン・オースティン「高慢と偏見 上下」(岩波文庫)

10年以上前に原著を眺めた。以来、一度ちゃんと読まなあかんなー、と思っていたのだが、今回ようやく。まあその前に映画も見てるしね。プライドと偏見 【プレミアム・ベスト・コレクション\1800】 posted with amazlet at 1...
◇読んだ本の感想。

◇ ミネット・ウォルターズ「囁く谺」他

“英国ミステリの新女王”などという惹句が与えられているとしたら、読まずに通り過ぎることはどうしても出来ないじゃないですか。なので、読んでみた。「氷の家」「女彫刻家」「鉄の枷」「昏い部屋」「囁く谺」と順番に。――いやまあ、巧いけど。相当いい意...
◇読んだ本の感想。

◇ 恒川光太郎「雷の季節の終わりに」

この作品を読みながら、ものすごく思い出していた書き手がいた。三崎亜記。「となり町戦争」の人。という方が一般的には通りがいいだろうが、わたしにとっては「失われた町」の方が印象が強い。彼と彼女は、言わば書き手としての兄妹(姉弟)。―――――――...
☆映画館で見た映画。

< パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 >

祝・MOVIX仙台再開。……相変わらず、大変おバカな映画でした。大好きだ。この力いっぱいのB級感は、いったいどこから湧いて出て来るのであろう。4作目まで来ても、けっこうレベルを保っていると思いませんか。それってけっこう大したことだと思いませ...
◇読んだ本の感想。

◇ ヒルトン「チップス先生、さようなら」

ああああ、しまった。失敗したー………………。小説――物語というものはですね。タイミングというか、鮮度が大事でね。切ってはいけないところで切ってしまうと、それはもうものすごく価値が下がってしまうのだー。108ページの小説の。96ページまで読ん...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮田珠己「なみのひとなみのいとなみ」

著作を1冊も買っていないんだから、本人にとっては全くありがたくないだろうが、とりあえず好きなので、にぎやかしのためにブログに挙げておく。宮田珠己のエッセイは面白いと思います。若干いまいちなのもあるけど、けっこうツボにハマるなー。この本も、地...
◆美しいもの。

◆ 並河靖之。

ううううう。なんだこれは。有り得ない。有り得ない。有り得ない。NHKのBS2とハイビジョンがくっついてBSプレミアムになってから、美術系の番組の充実度が素晴らしい。――ま、今だけだとは思うけど。NHK使いまわし多いし。しかしとにかく今は、綺...
仙台89ers。

今期初観戦。

9回に2点追いつかれての、負けに等しい引き分け。……せっかく見に行ったのにっ。なぜ気持ちよく勝ってくれないのだっ!まあ勝負は時の運ですけど。野球の試合なんて、一番強いチームでも3回に1回は負けるという何が楽しくて応援するのかよくわからないス...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤亜紀「激しく、速やかな死」

ははは。ちょっと前に「ミノタウロス」を読んだ時に、貴族社会の話とかならわたしでも読めるから、そっち系統を書いてくれ、と要望したところ、この短編集は見事に貴族周辺の話でした。本の神様は時々、こういう親切――というか悪戯――をする。しかしまあ佐...
テレビで見た映画。

< 過速スキャンダル >(DVD視聴)

滅多に見ない韓国映画。「音楽も子役もストーリーもいい」と友人がわざわざタイトルをメモってくれたので興味を持って見てみた。面白かったです。適度な面白さ。ストーリーに所々強引さは感じるものの、その他の部分は心地よく楽しめました。やはり最大のテガ...