◇読んだ本の感想。

◇ 夏目漱石全集7「行人 満韓ところどころ 思い出す事など」ちくま文庫

「行人」はタイトルからして意味がわからん。「行者」のイメージに引きずられるのか、仏教系の言葉かと思ったら、……いや、「ぎょうにん」と読めば「行者」のことになんですね。「こうじん」と読めば、道を行く人。通行人。旅をする人という意味。作品として...
テレビで見た映画。

< ゴジラ ー1.0 >

こないだ(?)見た「シン・ゴジラ」は面白くなく、昭和29年制作の「ゴジラ」には感心し、そして本作。――まあまあ面白かったですかね。後半はね。冒頭から序盤にかけては、うーん……と思いながら見ていた。モノクロかあ……。現代において白黒で作る意味...
◇読んだ本の感想。

◇ 谷崎潤一郎「陰翳礼賛・文章読本」

ずっと昔、「陰翳礼賛」は読んだことがある気がする。が、内容はまったく覚えていない。今回の感想は、「でもわたしはどこでも本が読める程度の明るい照明が好きだ」ということ。おうちに間接照明が欲しいと思う人の気がしれない(失礼)もんね。なので、陰を...
テレビで見た映画。

< スタンド・バイ・ミー >

名作と名高い本作。いまさらの初見。そして……ほぼ面白くなかったんですよ。むしろツライ。何がいけないかというと、……道具立ての殺伐さですねー。粋がって煙草を吸う子供たち。虐待を受けている子供たち。不良の若者たち。車を盗むとか、ポストを無目的に...
ドラマ。

< 浮世の画家 >

何ヶ月か前に録画していたドラマ。……もっと前に見れば良かったなあ。スキャンダルの前なら普通に見られただろうけど、イロイロあると作品を見るのに脳内にノイズが入って邪魔なんですよね。まあそれはそれとして。そもそもカズオ・イシグロの原作小説がふわ...
◇読んだ本の感想。

◇ イザベル・アジェンデ「エバ・ルーナのお話」

まず一言文句を言っておきたい。まさか「エバ・ルーナ」と「エバ・ルーナのお話」が違う作品だとは思わないじゃないですか!なので「エバ・ルーナ」を読む前に「お話」の方を読んでしまった!……まあ特に支障というほどのことはないようですが。でも順番に読...
☆映画館で見た映画。

☆< 国宝 >

いや、コレ。スゴイよ。びっくりしました。こう来るかー。こう作るかー。うーん。そうかー。そうなのかー。原作を読んだのが1年ちょっと前。まあかなり最近ですよ、わたしにとって。なので比較的記憶には新しかった。細かい部分は忘れているけど。そのあやふ...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮部みゆき「小暮写真館」

かなり前からリストアップして、今回ようやく読んだ。評判良かったですからね。わたしの中では、宮部みゆきと東野圭吾は好きな作家というよりも「上手い作家」。読んで「上手いなー」と高度なレベルで感心はするけれども、親近感にはあまり結びつかない。何冊...
ドラマ。

< 家政婦のミタゾノ シーズン5 >

家政婦のミタゾノはシーズンによって微妙に面白かったり、微妙につまらなかったりするが、今回は面白かった方。松岡昌宏、長年がんばってるねえ。今回の新人家政婦の設定はなかなか良かったと思う。いつだったかのヤンキー設定の子も良かったが、今回のミステ...
◇読んだ本の感想。

◇ 高橋秀実「おすもうさん」

わたしは特に相撲に興味はない。それでも若貴兄弟が活躍していた頃は何人かの力士は知っていたかなー。今はほぼ知らない。現役力士の名前を挙げろと言われても一人も出て来ない。そんなわたしには、この本に書いてあることはほとんど全て、初めて知ることばか...