テレビで見た映画。

< コクリコ坂から >

残念ながら面白くなかった。まあわたしはジブリは「千と千尋の神隠し」で嫌になり始め、「ハウルの動く城」で見限り、「ジブリ作品は見ない!」と決め、以降の作品は見ていない。その意地が多少溶け、何年か前に「風立ちぬ」を録画で見、「アーヤと魔女」のテ...
◇読んだ本の感想。

◇ 稲見一良「セント・メリーのリボン」

これの前に読んだ「ダック・コール」が初稲見作品。趣味に走り切った短編集ではあったが、大人のファンタジーとして微苦笑交じりで読めたし、文章は美しかったし、気に入っていた。そしたらこの本もわりと似たような作り。猟銃・アウトロー・バイク・犬・美味...
◇読んだ本の感想。

◇ 藤森照信「近代日本の洋風建築 開花篇」

藤森さんの著作はほぼカバーしていると思う。多分9割は。そしてこのタイミングで出たこのタイトルの著作は、今までの集大成だと思った。「さすがちゃんと書くとちゃんとしてるなあ」と感心しながら読んでいったんだが、――これっていろんなところで掲載した...
ドラマ。

< ハヤブサ消防団 >

7月から始まったドラマを10月になってから見始める……この夏はエアコンのないテレビ部屋には一瞬たりともとどまれなくて、1ヶ月半くらいほぼテレビを見なかったもんなあ。かなり面白かったんですよ。第8話までは。「(わたしが)つねづね脚本が薄い!と...
◇読んだ本の感想。

◇ ケイト・チャールズ「死の誘い」

面白かった。面白かったが、作りが納得出来ない。まあ状況を考えると無理ないかなーとは思う。多分本作は著者にとって2作目なのよ。そして1作目のキャラクターをそのまま使っている。要はシリーズ化したわけですよね。でも、デビュー作をそのままシリーズ化...
◇読んだ本の感想。

◇ 平山優「戦国の忍び」

平山優の3冊目。ここで羅列が続くかどうかに全てがかかっている(?)。結論からいえば、羅列といえば羅列でした。が、前2冊と比べて、前半部分でわりと丁寧に解説されていたので読みやすかった。1冊目2冊目は最初から延々と羅列が続いて、最終部にようや...
ドラマ。

< シッコウ! 犬と私と執行官 >

知らないお仕事にスポットを当ててくれるドラマはありがたい。世間の狭いわたしはそういうことでもないと興味外のことを知りませんからね。そういう意味では執行官というテーマを選んでくれたのはお手柄。そして執行官というガチガチお堅い単語と犬をくっつけ...
◇読んだ本の感想。

◇ 吉田修一「横道世之介 続」

あの「横道世之介」の続編です。いや、達者な人だねえ。吉田修一。ほんのりと侘しくて、ほんのりとしょっぱく、ほんのちょっと美しく、そして大部分はユーモラス。人生だね、いわば。人生を書く作家。相変わらず三歩進んで二歩下がる人生ですよ、世之介は。で...
ドラマ。

< ミステリと言う勿れ 特別編 >

こないだの映画は面白かった。なので、録画していたこれも楽しみにしていた。映画の余韻が消えた頃に見てみましたよ。2時間半の尺だから、たっぷりしたものを見せてくれるんだろうと思っていたら、実質はドラマ版の最初を1時間ちょっと、特別版として1時間...
◇読んだ本の感想。

◇ 宮崎市定「雍正帝」

宮崎市定は蔵書数冊。若い頃に買った。そういう意味で信頼感はあったけれども、こんなに面白いとは意外だった。そもそも雍正帝が面白いんだよね。笑えるという意味でも。この人は名君とされる康熙帝と乾隆帝の間の帝王として地味だけれども、けっこうな名君ら...