◇読んだ本の感想。

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◇ 宇月原晴明「安徳天皇漂海記」

うむ。ううむ。うーん……。以前読んだ「信長 あるいは戴冠せるアンドロギュヌス」は、読んだ時はまあまあだったようだが、現在残っている読後感としてはいまいち。わたしのなかではトンデモ本の分野に入ってしまっていて、この作者にはうさんくささを感じて...
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◇ 犬養道子「新約聖書物語」

そんなには書く内容もないのだが……苦労して読んだので一言。“各種資料を駆使し、「イエスその人と出会う」ことを目的に、17年をかけて書き上げた”という惹句を見て読んでみた。人間イエスからのアプローチではないかと思ったので。しかし当然のことなが...
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◇ 富士川義之「きまぐれな読書 現代イギリス文学の魅力」

ヨンデモ本。これも池澤推薦。たしか惹句が「ゆっくりと読んで本当に楽しい」じゃなかったかな。そう思います。そういう本です。――だが返却期限が迫っているので、少々駆け足気味。著者の温厚な人柄が感じられる。イギリス紳士的な。暖炉と紅茶と、ヴィクト...
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◇ 藤森照信「天下無双の建築学入門」

ヨンデモ本。自在に書いたエッセイ。やっぱり上手いです、この人。読ませるのが。建築の話を読みたい人じゃなくて、藤森照信を読みたい人はこれを読んで欲しいなー。まあ、もちろんこれも建築関係の話なんですけどね。でもこの本の真骨頂は、建築関係の知識の...
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◇ 「赤瀬川原平の日本美術観察隊 その1」

赤瀬川さんは好きでけっこう読んでいるし、この本もなかなか良かったけれど、彼はわりあいに際限なく原稿を引き受けちゃう傾向があるので、マンネリ化しがちなんだよね。あるジャンルを書き始めてしばらくすると、時々外れがあります。だが、特異なジャンルを...
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◇ 梨木香歩「水辺にて on the water off the water」

ヨンデモ本。エッセイ集。この人については何度も書いている気がするけど、今回もやっぱり同じことを言う。いい書き手だ。「作品」と感じるほどのエッセイはとても数が少ない。すでに古典になっているようなものは別にして。……ま、わたしがどれだけエッセイ...
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◇ ジャレド・ダイアモンド「銃・病原菌・鉄」

池澤推薦の本で、「西洋文明の優勢はどこから来ているのか」を書いた本だというので、飛びつくように読んでみたのだが、期待したほどの内容ではなかった。もう少し結論部分を前面に出して欲しいというか。なんか羅列部分が多くて。(検証部分というべきなのか...
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◇ ローレンス・ブロック「酔いどれ探偵マット・スカダーシリーズ」

去年の暮れあたりから読み始めたシリーズ。あれっ、まだそんなもんか?2年近く読んでるような気がするが。1作目「過去からの弔鍾」から16作目の「すべては死にゆく」までようやく読み終わった。ハードボイルド?サスペンス?ビターな……ビタースウィート...
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◇ 小野理子「女帝のロシア」

ヨンデモ本。「新書はこうあるべき」という本を久々に読んだ。わたしの新書の定義は「本来難しい内容を、専門家がとっつきやすく書く一般向け入門書」なので。ロシア文化学専攻の学者が書いたエカテリーナ大帝をメインにした物語風歴史。面白かった。最近、新...
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◇ 池澤夏樹「海図と航海日誌」

タイトル的にはヨット旅行かなんかのエッセイかしらん、というところだが、これが実は本人の読書歴を軸にした自伝(?)。まあ自伝とまではいかんけれども(池澤は自分のことを書くのが嫌いだそうだ)書物の海を旅した記録と、そこで出会った何冊かの重要な本...