◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ メアリー・マッカーシー「グループ」

アメリカ文学最短コース遍歴中。しかしここ数冊、借りて読み始めても“これは読めない”と感じた作品が続いていた。本当ならばその読めなかった本のタイトルこそが重要な気がするが、控えておかなかったのでもはや不明。あかん。この本を読んでいる間中、松任...
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◇ 磯田道史「無私の日本人」

友達が貸してくれるというので、わたしにしては早速読みました。あ、「殿、利息でござる!」の原作本ね。磯田道史は「武士の家計簿」が面白かったな。「殿様の通信簿」もまあまあ。「江戸の備忘録」がいまいちだったか。「龍馬史」以降は読んでない。しかし龍...
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◇ 万城目学「とっぴんぱらりの風太郎」

万城目学には珍しい、普通の(?)小説。あまりにファンタジーすぎるということもないから、初万城目の人とかには向くんじゃないか。……単行本700ページ超の時点でダメか。忍者小説です。一応。なかなか忍者っぽいことしないけどね。まあ忍者小説を期待し...
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◇ ホメロス「オデュッセイア 上下」(岩波文庫版)

「あらすじで読む名作」の類は正直カスだと思っている。――思っているが、わたしのオデュッセイア経験は、はるか昔の世界文学全集の子ども版におそらくその9割を負っているのであった……。10年くらい前にギリシア悲劇として「アガメムノーン」や「オレス...
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◇ 中村好文×神 幸紀「パン屋の手紙」

建築家中村好文と、中村好文に店舗設計を依頼したパン屋さんの往復書簡。宝くじにあたったら中村好文に家を建ててもらおうとしているわたしには参考になりそうな本。……と思ったが、実際に読んでみるとなんだかはるかに文学寄りで、家を注文する時の参考には...
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◇ P・G・ウッドハウス「ジーヴスシリーズ」

名高い(多分)執事ジーヴスのシリーズ。まあずっと読んでると飽きるんですけどね。話の流れは全部見事に同じ。マヌケな若貴族バーティがマヌケな人間関係に巻き込まれ、そのこんがらがった人間関係の解決のため、超マヌケな役回りに追い込まれる。絶体絶命の...
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◇ 坂口安吾「不連続殺人事件」

初安吾。文章が軽くてびっくりした。カタカナの多用。わたしもよく使うけど、それはここから来てるのか。まあ坂口安吾の場合はやりすぎだと思うけどね。日本文学史上の人だと思うから、こういう文体は予測してなかった。今回はちくま文庫の「坂口安吾全集Ⅱ」...
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◇ 小川洋子「猫を抱いて象と泳ぐ」

美しい話を書くねえ……小川洋子はなんといっても「博士の愛した数式」。これはとても好きな小説で(映画はキライだったけれども)特別な一冊になっている。……だが小川洋子の他の作品はどうもコワイ気がして、周辺の何冊かを読んだだけ。それらはあんまり好...
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◇ 中村好文「建築家のすまいぶり」

著者は住宅をメインに作る建築家。この人、文章が巧くてね。数年前まで出版した分は多分ほぼ読んでるかな。半分以上が建築紹介の本で、建築家だから当然といえば当然だが、間取り図なんかすごく味がある。手書き文字もだいぶ出てくるし、語り口も柔らかくて、...
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◇ 恩田陸「夏の名残りの薔薇」

こってりと。相変わらずこってりと。冒頭始まってしばらくすると、第一変奏~第六変奏(←たしか)まで枝分かれした別な話になるので、森見登美彦なんかが好きでよくやるパラレルワールドの手法だなあ、と思っていた。そしたら恩田陸はさすがに並みじゃない腕...