◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 蜂谷涼「へび女房」

考えてみれば「新十郎探偵帳」とほぼ同時代の話でした。共時性。初蜂谷涼。タイトルから、もっと時代物でほのぼのした話かなあと思っていたが、かなり歴史物寄りの時代もの。面白かったが、どの程度フィクションなのかよくわからないから不安になる。時代物は...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤直樹「ヴィルヘルム・ハマスホイ 沈黙の画家」

北欧の美術って知らないなあ、と思ったので関連本を探してみた。が、北欧の美術っていって思い出せるのはムンクくらい。ムンク以外の美術家で調べてひっかかってきたのはハマスホイくらいだった。ハマスホイって誰ですのん?そう思った人にぴったりの本。コロ...
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◇ 池澤夏樹個人編集世界文学全集「失踪者/カッサンドラ」

「失踪者」。カフカの「変身」は多分高校生の頃に読んだ気がするけれど、全然面白くはなく。それ以来何も読んだことはない。プラハに行ってカフカが住んでいた家を見に行って、そこでリルケのエッセイを買っては来たけど。何十年かぶりのカフカ。当然不条理で...
◇読んだ本の感想。

◇ 北村薫「街の灯」

ひさびさーに北村薫らしい作品を読んだねえ。とはいえ、この作品も2003年に出版された作品。20年近くたってから読んだ。わたしが北村薫に出会ったのはたしか2000年前後で。その時にはかなり感動した。実に久々に現れた「わたしの作家」だと思った。...
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◇アルベルト・マングェル「図書館 愛書家の楽園」

だいたいこういうタイトルの本は大読書家が書くもので、大読書家といえば博識で、博識がゆえに語ることの大部分はわたしの知らないこと、つまりつまらない、と相場が決まっているのだが、この本は愉しく読めました。抽象に流れ過ぎることなく。現実から離れす...
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◇ ねじめ正一「シーボルトの眼 出島絵師 川原慶賀」

面白かった。出島の小説を読んだの初めてかなあ。「風雲児たち」で出て来た名前がちょこちょこあってなつかしかった。川原慶賀を視点人物にしながら、歴代の出島館長やシーボルト、その周りの人々を描いている。わかりやすくて、あっさりしていていいね。絵師...
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◇ 恩田陸「失われた地図」

相変わらず恩田陸は、タイトルが内容を表していない話を書くのであった。この人の作品はリアルタイムではないが、ここ10年くらいでここまでほとんど全部読んできた。その中でタイトルが内容を表している作品はほとんどないですからね。ほとんどは大げさか。...
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◇ 「藤森照信読本」

藤森照信さん。元々は建築史家。建築史家としてかなり顔が売れ始めた頃、摩訶不思議な建築を作り始め、現在では建築家の扱い。建築史家としては各論の時代を過ぎ、現代は「建築とは何か」を考え続けている様子。2010年発行のこの本まで、藤森さんが書いた...
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◇ 徳岡孝夫「横浜・山手の出来事」

これ面白かったですよ。高島俊男推薦により読んでみた。高島俊男をうっすらつぶした(言葉に矛盾がある)のは10年近く前だから、この本もその頃にピックアップした本である。わたしが読む本は課題図書リストに入れてから10年ほどで読むことが多い。リスト...
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◇ フレッド・ヴァルガス「裏返しの男」

ヴァルガス、面白いですよ。海外ミステリで久々に愛着を持てる作家。もっと書いてると思うけど、日本語訳は多分6作。「三聖人シリーズ」「警部アダムスベルグシリーズ」の2つ。「三聖人」の方が明るさがあって読みやすいかな。特に1作目の「死者を起こせ」...