◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ マイクル・ムアコック「エルリック・サーガシリーズ」

最寄りの図書館にはエルリック・サーガシリーズが2つあって、1つは1984年スタートの薄くて白い本。全7巻。または8巻。もう1つは2006年スタートの全4巻版。厚くて茶色い本。ちなみに発行はどちらも早川書房。通常であればどっちかを選んで読んで...
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◇ 佐藤亜紀「吸血鬼」

佐藤亜紀はやっぱり上手いよ。ベストセラーになることは絶対ないとは思うけど。舞台はポーランドの寒村。貧困と因習が運命のようにまとわりつく暗い土地。新任の役人が美しい若妻をつれて赴任してくる。その土地の傲慢な領主は元詩人、今は自分の屋敷に籠って...
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◇ 国立西洋美術館編「スケーエン デンマークの芸術家村」

たしか大塚国際美術館で見たピーター・セヴェリン・クロイアの絵(陶画)が印象的だったので、関連図書を読もうと課題図書リストに載せたのが2013年のこと。そこから8年経って、ようやく読む順番が回って来た。が、日本語で読めるクロイアについての本は...
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◇ 恩田陸「蜜蜂と遠雷」

恩田陸の特徴は、そのサスペンス性。この人はサスペンスにかけては自由自在な人で。ほんと、その辺を「つまむ」だけでサスペンスを現出させてしまう。普通の人がのこぎりと釘と金づちで一所懸命創作するサスペンスを、まるで折り紙を折るように、気軽にあっさ...
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◇ 愛川晶「道具屋殺人事件」

愛川晶は最近――数か月前に初めて読んだ。1冊目の「七週間の闇」は面白く、その後出版順に4、5冊読み続けたのだが、3冊目以降はだいぶ落ちる。読むのに苦痛を覚えるくらい。止めようかなと思ったのだが、止める前にワンチャンと思い、作風を変えたと思わ...
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◇ 小林恭二「父」

小林恭二は4年前からぬるっとつぶしている。最初の小説で「ゼウスガーデン衰亡史」を読んだ。これがけっこう特異な小説でねえ。「すごく」はつかないけど、面白かったし気に入った。地味に読み続けている。普段変な作風の人だけど、本作はタイトル通り、自分...
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◇ コールドウェル/トマスン「フランチェスコの暗号」

「フランチェスコの暗号」というタイトルで、そういう話を読むつもりでいる人。読むのを止めた方がいい。暗号がメインじゃないから。じゃあ何がメインかというと、大学生の青春小説(だが爽やかさはない)。特にプリンストン大学の学生生活の詳細。ということ...
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◇ 奥本大三郎「博物学の巨人 アンリ・ファーブル」

この人は面白いエッセイを書く人。ここ何年かで何十冊か読んできたが、最初のうちは昆虫学者だと思っていた。なぜなら、ひたすら虫について熱く書いていたから。途中で彼の生業はフランス語・フランス文学らしいと気づく。おや?ここまで虫にのめりこんでいて...
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◇ オルハン・パムク「白い城」

オルハン・パムクは3作目。「わたしの名は紅」「雪」を読んで、まあまあ面白いことは面白いのだが、隔靴掻痒の感がつきまとう。この隔靴掻痒感は、わたしと著者の異質普段読みなれてないトルコの作家翻訳の座りの悪さどれなんだろうなーと思った。なので、前...
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◇ 片桐はいり「もぎりよ今夜も有難う」

著者は女優。そう、あの片桐はいりです。好きな方の女優だ。が、作品としてがっつり見たのは「小野寺の弟、小野寺の姉」くらいかな……。好きな映画だったイメージがあるけど、今読んだら話はだいぶ忘れています。なんか久々に見たくなったな。演技者として個...