◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ クラフトエヴィング商会「じつは、わたくしこういうものです」

これは「お菓子本」。(比喩的な意味で。お菓子の作り方とかの本ではない。)あまり内容を知らずに読んだ方が楽しめるような気がする。タイトルにピンと来た人は事前知識なしに読んだ方がいい。と言っても、好き嫌いは分かれる類の本だが。面白がりで、ほのぼ...
◇読んだ本の感想。

◇ ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード」

これはベストセラー……らしいが。(内容に触れています)途中で止めてもいいなあ、くらい。大して面白くなかった。わたしはルネサンスアートも好きだし、トンデモ風味の宗教関係も嫌いじゃないし、図像学や暗号なんかにもわりあいワクワクする方で、この本を...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤亜紀他「皆殺しブック・レヴュー」

これは、少し辛めの書評本。(くらいのことしか言えない)全20章。各章のテーマは以下の通り。「書評」「学校」「ケンカ」「病気」「ユダヤ」「団塊の世代」「戦争」「ポストモダン」「オウム」「アメリカ」「大震災」「95年ベスト本」「マルチメディア」...
◇読んだ本の感想。

◇ トルストイ「戦争と平和」

これは「長い」本。本来、エライ・エラクナイという話ではないのは百も承知だが、でも言いたい。「戦争と平和」読了!お疲れさま\(^o^)/!よくやった!でも、読み終わって腹が立った。ものすごく気に入らないのは、最後のエピローグ第2編。なんでこの...
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◇ クリスチアナ・ブランド「招かれざる客たちのビュッフェ」

これは「悪意漂う」本。切れすぎるほどキレはあるけど、旨みがない。後味悪い。好きじゃない。……まあ、一言で言えば感想はこうなる。短編16編、読み終わるまで少々不快だった。あ、ちなみにミステリ。40年くらい前に書かれたものにしては、まだ抜き身の...
◇読んだ本の感想。

◇ 山尾悠子「仮面物語」

これは「実体のある幻想」を描いた本。何ヶ月か前に、「山尾悠子作品集成」という本を読んで感銘を受けた。その後、同じ作者による「ラピスラズリ」を読んだ。これは可も不可もなし。3冊目として「仮面物語」。これは「集成」とは違う意味で、読んで唸った。...
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◇ 池上永一『ぼくのキャノン』

この本は「読むクラインの壷」。 「ぼくのキャノン」というタイトルで、一体どういう話が想像出来るだろう?……読み始めて、これが本当に大砲の話だと知った時には、腰が砕けた。しかも大砲をご神体とする宗教だと?こんな地域社会って……コトブキ(ハート...
◇読んだ本の感想。

◇ 佐藤亜紀『陽気な黙示録』

この本は爽快(かどうかは多分に人による)な「毒舌」エッセイ。ふはっ。ふはは。最初のページからにやにやしながら読み進めていたのだが、18ページにさしかかったところで、我慢できずに吹き出してしまった。こんなこと書かれては、こっちは笑わずにはいら...
◇読んだ本の感想。

ロバ耳。

はーっ。憂鬱だなあ……。今は努力して新しい本に手を伸ばそうとしているけれど、わたしはずっと、本の新規開拓がコワかった。いや、「本」の新規開拓ではない。初めて読む「小説」が苦手だった。なぜかというと、……はっきり言って、あまり面白いと思うもの...
◇読んだ本の感想。

メモがわりに。

今日本屋に行ったら、ものすごく巨大な本が置いてあった。その名も、「ファイドン・アトラス 世界の現代建築」現代社会にあるまじき大きさ。長幅46センチ。有り得ん。中世の写本ならいざ知らず。中身は、1998年以降に建てられた世界75ヶ国1052の...