◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 恩田陸「まひるの月を追いかけて」

こわいよう、恩田陸。わたしはかなりの怖がりなので、自分から恐怖を求めることはほぼ絶対にない。だが恩田陸は読み続けている。わたし、この人って、最初に「夜のピクニック」から入ったせいか、ホラーのイメージが定着しないんだよね。でも実際はけっこうホ...
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◇ 法月綸太郎「法月綸太郎の冒険」

日本のある時期のミステリ――新本格はけっこう読んだつもりでいたのに、実は初法月綸太郎。ガッチリしたミステリというイメージがあり、コワイ話じゃないかと敬遠してたのよ。コワイ話はダメなので。これは短編だというのでコワさも高が知れてるだろうと気を...
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◇ 長嶋有「ぼくは落ち着きがない」

図書委員会有志の話だというので読んでみた。表紙からしても、全く疑いなくエンタメだと思って読んでいたのにいつまで経っても話が始まらない。……これってもしかして純文学なんですかね?半ば以上読んでようやくそれに気づいた。おお、そうですか、芥川賞で...
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◇ 万城目学「ザ・万字固め」

うすいうすいと内心軽んじている万城目学のエッセイだが(好きだけれども)、今回も薄さの中にふと紛れている部分に啓蒙されたりした。今回はなんといっても東京電力の株主総会の参加体験。実は万城目学は、1000万円近くを費やして東京電力の株式を買った...
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◇ イーディス・ウォートン「エイジ・オブ・イノセンス 汚れなき情事」

アメリカ文学最短コース遍歴中。いや、アメリカ文学もここまで来たかと感慨深い。というのは、この話はニューヨークの社交界のあれやこれやを細かく書くタイプの話だから。最初に読んだハックルベリィフィンや怒りの葡萄なんかから、ようやく社交界をテーマに...
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◇ 光原百合「時計を忘れて森へいこう」

実は30代くらいの若手?作家だと思ってました……。そしたら本作は1998年出版なんだって。びっくりした。多分わたしが北村薫を初めて読んだのがその頃か、もう少し後だったんじゃないだろうか。北村薫を読んでなかったら、そしてわたしがもっと若かった...
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◆ ご覧あれ 浮世絵の華 ~歌麿 北斎 広重 平木コレクションの名品~

仙台市博物館でエキシビ開催中。浮世絵は天童市の広重美術館で見た記憶があるし、大英博物館で写楽を何枚か、その他にもちょこちょこ見た記憶はあるが、まとまってこれだけの数を見たのは多分初めて。けっこう良かったです。浮世絵って、全体的にだいぶ小さい...
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◇ トマス・ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」

アメリカ文学最短コース遍歴中。アメリカ現代?小説というと、まずこのタイトルが浮かぶ。というよりこれしか浮かばん。順番が来たので、かの有名な「競売ナンバー49の叫び」というのはどういう小説なのだろうと楽しみにして読んでみた。……が、やはりこう...
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◇ 荒俣宏「TV博物誌」

いつも薀蓄満載のこめんどくさい話を書いているイメージの荒俣宏だが、(というものの、多分わたしは「どおまん・せいまん」しか読んでないので全くの偏見)この本は実に素直な聞き書きの本。読みやすいし内容も面白い。お薦め。まあ出版が1997年の本なの...
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◇ 有吉佐和子「ふるあめりかに袖はぬらさじ」

やられたなー。そもそも、戯曲だってことにも肩すかしだったが、「ふるあめりかに袖はぬらさじ」という話ではなかった。かなりトリッキーなタイトル。このトリッキーなところで話が面白くなるかというとそうでもないと思うので最初に言ってしまうが、攘夷女郎...