◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 榎村寛之「伊勢神宮と古代王権 神宮・斎宮・天皇がおりなした六百年」

大変興味深かった。面白かった。けっこう難しかったけど。半分くらいまで読んで、間に一週間くらい空いて、後半一気に読んだら前半の細部は忘れているし、後半は2時間くらい続けて読んだら内容が細かくて若干飽きた。書いてある内容は興味深いんだが、わたし...
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◇ 中村弦「クロノスの飛翔」

中村弦3作目。そしておそらく最後の作品。この後多分書いてないんだよね。うーん、そうかあ……。本人が書かないと決めたのか、依頼する人がいなかったのかわからないが、わたしとしては少々惜しいけどなあ。前二作がふわりとしたファンタジーだし、このタイ...
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◇ ドナルド・キーン「渡辺崋山」

渡辺崋山についてほとんど知らないので関連図書を何冊か読んでいるのだが、外国人が書いたものだと思うと、少々腰が引けますね。自分の知識がないから内容の正誤の判断が出来ないんだもの。恐る恐る読んだ。まず最初に、気になったことを。読み直しをして正確...
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◇ 駒田利治「伊勢神宮に仕える皇女 斎宮跡」(シリーズ遺跡を学ぶ)

これよ、これ。こういう本を求めていたの。ほとんど知識がない「斎宮」についての基礎的なことを教えてくれる本が。この本はまさにわたしのニーズにぴったり。「とんぼの本」的なサイズ感、構成の本。この類はたくさんありますよね。とんぼの本はかなり趣味寄...
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◇ 木々康子「林忠正 浮世絵を越えて日本美術のすべてを」

この著者の作品は2冊目。1冊目もなかなか面白かった。今回のこれはさらにちゃんとした評伝。実はこの人は、旦那さんのお祖父さんが林忠正らしいのね。なので、家族内で言い伝えられた話もあるし、残した絵画も(わずかながら)あるらしい。とはいえ、「我が...
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◇ テオフィル・ゴーチエ「魔眼」

ゴーティエというかゴーチエというかが悩みどころ。折にふれて目にする名前ながら、全然作品を読んだことがなかったので今回重い腰をあげて読んでみた。どんなに小難しい話を読まされるんだろうと戦々恐々としていたが、喜んでください!とても平易なお話でし...
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◇ 高橋秀実「趣味は何ですか?」

いつもの高橋秀実節。「趣味は何ですか?」と訊かれた時に答えに詰まったことから始まって、高橋秀実は趣味を探求する旅に出る。(←嘘)この人は対象に肉薄して取材していくスタイルだから、数々の趣味に自ら挑戦する。そんなに変なものはなかった。ぱっと見...
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◇ 川端康成「新文章読本」

ひっじょーに面白かった。良い文章とは、を書いた本に対して「ひっじょーに」とか言ってたら、川端康成は草葉の陰で鼻を鳴らすだろう。伊藤整の解説も含めて文庫112ページの本。非常に薄い。しかもその中で最小限読むべきところは第3章までです。いや、も...
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◇ 西宮秀紀「伊勢神宮と斎宮」

面白くなかったです。初心者向けを期待していたのだが。斎宮について基本的なことを知りたかったのよ。なので、タイトル的にこれだろうと思った。新書だし。基本的なことを説明してくれて、その上で伊勢神宮との関りをじっくり語ってくれるだろうと。だがしか...
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◇ 山尾悠子「飛ぶ孔雀」

山尾悠子はわたしにとって特別な作家。まあ何しろ、最初は単なる「古田敦也のアンサーブログ」だった当ブログに、読書感想ブログの要素を付け足させた張本人。その後、そこに映画も加わり、イーグルス、89ers、エキシビ関連……20年続けているブログに...