◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 梨木香歩「冬虫夏草」

「家守綺譚」の続編。好き。梨木香歩も辛気臭いような真面目な路線ばかりじゃなくて、この程度ユーモア漂う作品をいっぱい書いて欲しいです。というよりも、このシリーズをもっと頻繁に出して。うっすら夏目漱石の「三四郎」あたりの系譜をひく物語。まあ明治...
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◇ 三島由紀夫「暁の寺」

「豊穣の海」シリーズの3。シリーズではあるが、各巻にそれぞれ明確な色がありますね。「春の雪」は少年期の傲慢。「奔馬」は青年期の激情。「暁の寺」は、中年期の不格好か。「春の雪」は全く好きとは言えないが、名作だと思う。よくわかって読めた。「奔馬...
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◇ リチャード・パワーズ「舞踏会へ向かう三人の農夫」

アメリカ現代文学。正直全然わけがわかりませんでした。時間切れで残り数十ページ読み残したけど。読むだけなら一応読めたので、リチャード・パワーズはこの1冊で止めることにして、これだけは読もうと思った。文章は読めるんだよね。普通に。ただ全く内容が...
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◇ 松井今朝子「師父の遺言」

半分は自伝で、もう半分は師・武智鉄二の思い出。ほんと半々で中途半端かなあと思わんでもないけど、面白かったです。わたしは松井今朝子はわりと最近(この6、7年?)、それもエッセイから始めており、そしてエッセイには実家の京都の料理屋さんのことが頻...
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仙台市図書館の新サイトの使用感(後編)。

頭のページから、次の行動を起こす。まあ色々な方向はあるけど、とりあえずマイページに行きましょうか。ログイン部分に辿り着くまでのわずかなスクロールが無駄に感じる。わたしが使う部分は主に「現在借りている資料」と「予約している資料」の2つ。その4...
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仙台市図書館の新サイトの使用感(前編)。

新サイトになってから半年?1年?一通り使ったらじっくりレポートを書こうと思っていたが、すっかり忘れていた。結局あまり使っていなかったということもある。きっちり使い込んだ結果ではないが、さくっと書いておく。結論:全体的に使いにくくなりました。...
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◇ 田辺聖子「ゆめはるか吉屋信子 秋灯(あきともし)机の上の幾山河 上下」

吉屋信子は、わたしの若い頃でももうほとんど店頭には並んでいなかった。だが名前は聞いたことがあり、当時文庫本で「女人平家」が復刊されて平積みになっていたので、へー、という興味で読んでみた。そしたらこれが相当面白かったんです。正直なところ、女く...
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◇ ジョン・モーティマー「ランポール弁護に立つ」

いや、地味に面白かったけどねえ。これ一作で翻訳が終わっちゃったのはどうしてなんだろう。日本でも人気出そうなもんだけど。何がいけなかったんだ。法廷弁護士、事務弁護士のシステムのコムズカシサ、ってことなのだろうか。ここがとっつきにくかったのか。...
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◇ ジョン・アーヴィング「ガープの世界」

これはたしか、映画のタイトルとしてよく見たと思うが、小説も有名だよね?wikiで見た所、アメリカで“数年に渡り大ベストセラー”だってよ。まあわたしはこういうの全然ダメですけれども。村上春樹も大江健三郎もヴォネガットも嫌いだ。現代アメリカ人は...
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◇ ドロシー・L・セイヤーズ「学寮祭の夜」

セイヤーズは、はるか昔に「ピーター卿の事件簿」という短編集を読んで、それがつまらなかったので、他は読まなくてもいいや、と一度放り出した作家。なんかのきっかけで長編を読んで、その後はまあ全部読みました。が、素直に「面白い!」とは言えないんだよ...