◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 恩田陸「ブラック・ベルベット」

これ、前半(というか5分4くらいまで)すごく面白いんだよなー。でも終盤は唐突に謎解きが理詰めに語られて終わり。相変わらずの恩田陸というか。しかしその間の5分4が面白かったので、全体的な読後感はいい。終わりよければすべて良し、というセオリーを...
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◇ 室生犀星「かげろうの日記遺文」

かげろう日記の作者を紫苑と名付け、さらに時姫や町の小路の女までがキャラクターとして出て来る観念的な小説。観念的?哲学的?なんかねえ、読み始めてすごい意外だった。かげろうの日記は「美貌で頭が良く、自意識も強い女性が夫との葛藤に明け暮れた人生を...
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◇ 拓未司「禁断のパンダ」

グルメの部分が面白い、と言われて読んでみたのだが日常の謎系の話ではなくて意外。タイトルもグルメ部分が~という話も、ほわほわとした日常の謎系のミステリを連想させるが、最後の方であら?あらら?といううちに意外な展開になっていく。あんまり詳しく言...
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◇ 有栖川有栖「幻坂」

ものすごーく久々に読んだ有栖川有栖。その間に変わったことといえば、「ありすがわありす」で変換が出来るようになったこと。ミステリだと思っていたらミステリ風味のある抒情的短編集でした。大阪の七坂(と、芭蕉と藤原家隆)を舞台にしている。多少引き写...
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◇池澤夏樹個人編集「世界文学全集ー05 太平洋の防波堤/ラマン/悲しみよこんにちは」

「太平洋の防波堤」読んでて気の滅入る小説だった。だから文学は嫌いだ。無知であるがゆえに貧乏に貧乏になっていき、自暴自棄、壊れて行く母と息子と娘。救いがないなあ。わたしは幸せな話が好きなのだが……。これからこんな話ばっかり読んでいかなきゃいけ...
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◇ 恩田陸「EPITAPH東京」

EPITAPH?エピタフってなに?……と思ったら「墓碑銘」だそうです。わたしは恩田陸の作品をそう面白いと思っている方でもないんだけどね。でも恩田陸は好きなので読んでる。そういうわたしからすると、これは……締め切りに間に合わないがゆえの苦し紛...
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◇ 三浦しをん「風が強く吹いている」

1年くらい前にアニメの方を見て小ハマリし、今回ようやく原作の方を読んでみた。面白かった。が、期待が大きすぎたせいか、そこまでではなく……。何も事前情報なく読んだら「名作!」と思った気もするのだが、「アニメよりも小説の方がずっと面白いよ」と聞...
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◇ エリザベス・コストヴァ「白鳥泥棒」上下

前作、「ヒストリアン」はけっこう面白く読んだ。あれはネタが良かったんじゃないかな。学者がおいつめられるのと謎の中心がドラキュラだってことで食いつきが良かった。通俗と堅さのバランス。そこを実直に語っていくスタイルが売れたんだろうなあと思うけど...
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◇ 彬子女王「京都ものがたりの道」

数年前に行った出雲大社の神饌料の立て札に、彬子女王という名前が書いてあった。他は「○○宮」や「○○家」と家として出しているのに。なんでこの人だけ個人の名前で……?とひっかかっていた。それで読んでみた。三笠宮家彬子女王、という言い方にはならな...
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◇ 大城道則「ツタンカーメン 悲劇の少年王の知られざる実情」

1、2年前にNHKプレミアムでツタンカーメン王墓の特集番組をした。ツタンカーメン王墓なんて今までひたすら特集番組が作られて来たので、どの番組かもうわからないや~~~。CGが有効に使われていて、わたしの好きな役者さんが珍しく出てたのはうろ覚え...