◇読んだ本の感想。

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◇ 劉一達「乾隆帝の幻玉 老北京骨董異聞」

うーん。近過去中国風俗は面白かったけど、正直飽きたなー。長かったしね。単行本で500P弱だったから。現代中国作家を読んだのは……なんか一人くらいいた気がするけど、その名前はまったく出てこない。初めてである可能性もある。なので比較してどうとか...
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◇ 吉田修一「国宝」

いやー、上手だねえ。吉田修一。わたしの中で上手な作家は宮部みゆきと東野圭吾。(好きというほどではない)その後の世代ではこの人なんでしょうかねー。現在流通している小説をほとんど読んでないわたしがいうのもなんですが。新聞小説であることにも気づか...
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◇ 高橋秀実「からくり民主主義」

この人はルポライターで、各内容、諧謔なのか揶揄なのか判然としないが、ユーモラスにつづられている。内容は決して深くはない。でもそこがいい。今回のテーマは短編で、全部で11点。「クレームの愉しみ」「小さな親切運動」「統一教会とマインドコントロー...
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◇ 万城目学「パーマネント神喜劇」

こないだの「バベル九朔」が思いっきりこってりだったので、そういう作風の人だと定着していたが、今作はずいぶんあっさりめでしたね。長めの連作短編4つ。ぎりぎり中編の長さか。2時間程度で読み終わったので楽だった。ありがたくはある。その分あまり印象...
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◇ 「木下杢太郎 荒庭の観察者」

こんな副題がついているから、てっきり評伝か何かだと思っていたが、実は単なる本人のエッセイ集だった。エッセイというより散文詩と言った方が正しいかな。木下杢太郎の関連本を課題図書にリストアップしたのは7年とか10年前なのだが、最初に本人の作品を...
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◇ ディクスン・カー「皇帝のかぎ煙草入れ」

これは面白かったですね。海外ミステリっていうと、翻訳のこともあり、通常けっこう長いのよ。文庫本400ページがデフォルトなイメージ。でもこれは300ページ。読むのが楽だったー。そして話もサクサク進む。少なくとも序盤は。小説としてはちょっと雑な...
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◇天藤真「大誘拐」

突然「天藤真を読みたい」と思った。この人は読んだことはないけれども著者名はなじみがあり、特に創元推理文庫のゆるいイラストで親近感を持っていた。天藤真で有名なのは「大誘拐」でしょう。映画にもなったしね。ではまずこれを。そしたら想像通りの面白さ...
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すれ違い続ける人々。円地文子訳源氏物語「夕霧」より。

※3年くらい前に「円地文子訳源氏物語」を読んで物を思ったので書き始めた文章だったが、さわりだけで5000字くらいになったのでまとめられず、途中で止めたまま放っておいた。だが力作なのが惜しくてメモ帳にずっと残していた。断片ではあるのだが、上げ...
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◇ タニス・リー「冬物語」

ファンタジーは総論的には一応好きなつもりなんだけど、各論的には面白くないものが多い……と思っている。そのなかでこれはまあまあでしたかね。中編だったのも良かったんだろうな。文庫本1冊のなかに中編2つ。それでも内容が少し薄かった気もするが、この...
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◇ 北村薫「うた合わせ 北村薫の百人一首」

北村薫はとても好きな作家だったのだけど、近年は少し食傷気味。実はこれ、いわゆる百人一首についてのエッセイだと思ったのよね。国語の先生であった人だし、まあそんなに驚くようなことも書いてないだろうし、さくさく読むつもりで借りた。そうしたら現代短...