◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 諸田玲子「お鳥見女房シリーズ」

このシリーズの前に初諸田作品として「髭麻呂」を読んだ。書評で読んだ“平安時代の捕物帳”というところに新味を感じたのだが、実はあまり面白くなかった。内容が薄くて。キャラクターはぽわんとしてまあまあいい感じなんだけどね。その次に読んだのがこの「...
◇読んだ本の感想。

◇ 帚木蓬生「薔薇窓」

かなり厚い本だが、最後これ?と首を傾げる。これで終わっちゃダメなんじゃないかなあ。あまりに要素を絡め過ぎて収集がつかなくなったのか。わたしはちゃんと完結する小説が好きだから、こういうのは納得出来ない。舞台は100年ほど前のパリ。主人公は精神...
◇読んだ本の感想。

◇ 篠山紀信「定本 作家の仕事場」

ちょっと前に読んだ「作家のインデックス」と、一見近い内容ではある。篠山紀信が作家を撮って、それを134人まとめた本だから。しかし両者は正確にはだいぶ違うものた。「インデックス」の方は情報、「仕事場」の方は表現。「仕事場」は1人4ページ構成に...
◇読んだ本の感想。

◇ 銀林みのる「鉄塔武蔵野線」

これは小説としてはダメダメでしょう。自分の好きなことをずらずらと書くだけで、それを小説と呼べるのか。鉄塔武蔵野線posted with amazlet at 08.09.28銀林 みのる 新潮社 売り上げランキング: 300036Amazo...
◇読んだ本の感想。

◇ 江川卓「謎とき『罪と罰』」

ずーっと昔から、この人の名前が気になっていた。元読売の江川卓投手と同姓同名。が、今回初めて読んでみたところ、この人は「エガワタク」だそうです。もちろんあの江川卓が、罪と罰についての本を書くとは思わないが……こないだ「罪と罰」を読んだので、今...
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◇ 市口桂子「ローマ・ミステリーガイド」

シュミに走りすぎる著作は嫌いだ。作者が舌なめずりをしながら書いたように感じて気持ち悪い。もちろん書く人は好きなものを書くのが基本だが、そこに陶酔が交るとその陶酔に同化出来ないわたしは冷めてしまう。書くなら、対象をある程度突き放して見ることが...
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◇ 大倉舜二「作家のインデックス」その3。

三田誠広。けっこう立派な家のようだ。中学生位の息子さんのピアノ伴奏で歌曲を歌うのが趣味らしいのだが、……まあいいけど、微苦笑。息子さんもよく付き合ってあげている。中沢けい。「書棚の本を小学5年生の息子が持ち出すようになった」とあるが、写真を...
◇読んだ本の感想。

◇ 大倉舜二「作家のインデックス」その2。

梅原猛。う、意外にいい庭を持っている……。和辻哲郎の旧宅に住んでいるとは。民俗的な小物が多いんだけど、わりと趣味はいいかな。ドナルド・キーン。マンションだけど、眼下の旧古河庭園を借景とは贅沢な。齋藤茂太。居間にあるのは飛行機のファーストクラ...
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◇ 大倉舜二「作家のインデックス」その1。

56人の作家の、家・部屋・書斎・小物・環境の写真集。作者紹介と、写真についているキャプション以外の文章はナシ。250ページちょっとなんだけど大判で厚くて重い本。(前回もコレ書いてるな)以前、似たような内容の「書斎曼陀羅」(磯田和一)を読んだ...
◇読んだ本の感想。

◇ 伊集院静「美の旅人 フランスへ」

こないだ同じ著者の「美の旅人」を読んだ。それはスペインをめぐりながら絵画を見て、それについての感想を書き連ねるというエッセイだった。今回のこれはその続編で、フランス編。前回のを読んだ時も思ったけれど、本自体が厚くて重い……ページ数は意外に少...