◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 宮尾登美子「序の舞」

上村松園の伝記風小説。人の名前は若干変えられている。(主人公は上村松園→島村松翠、本名の津禰→津也など)宮尾登美子は「蔵」が好き。「蔵」は相当に好きだ。が、他に読んだ1、2冊はどうも湿度が高くて気に入らなかった気がするな。何を読んだかはかな...
◇読んだ本の感想。

◇ 「西遊記 上下  中国古典文学大系 31 32 」(平凡社)

西遊記を読んだ万人が思ったであろうことをわたしも言う。――三蔵ってば何たるヘタレ!それにくらべて孫悟空の何とかっこいいことよ。成立があやふやな話なので、多分グダグダな話なのだろうと思ったら、読みやすかったので意外。でもこれはある程度ダイジェ...
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◇ 重松清「流星ワゴン」

ヨンデモ本のご紹介。このくらいになるとご紹介も何も、今さら、だよね。世評があまりにも(?)高いので読んでみたんだから。ベストセラーになった本なのかな?何だか一時期、あちこちで名前を見ていたような気がする。初重松作品。ベストセラーになっていた...
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◇ 梨木香歩「沼地のある森を抜けて」

深い…………。わからないゆえに、という可能性もあるが実に深みを感じた作品。これは(唐突ですが)北野武の「HANA-BI」の映画を見た時に通じる気分だ。決して好きではない。しかしどっしりとのしかかって来る何かがある。深いというより重いのか。重...
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◇ サン=テグジュペリ「星の王子さま」新訳読み比べ(その2)

(その1からの続き)結局、原典からして相当に微妙な話であることは間違いないと思うよ。サン=テグジュペリは……プロの作家ではなかったんだと思う。と、他には「夜間飛行」しか読んだことないわたしが言うのも非常にアレだが。天性の詩人であったかもしれ...
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◇ サン=テグジュペリ「星の王子さま」新訳読み比べ(その1)

(現在手元には内藤濯訳1冊しかない。つまりこの状態で新訳の内容を引用することは出来ない。文章中、引用のように見えることがあるとしても「総じてこんな感じの訳だった」あるいは「自分のとらえ方ではこんな感じだった」というもので、内藤訳を除いて、引...
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◇ 帚木蓬生「三たびの海峡」

むかむかする。この人はこの作品でわたしの評価を相当に下げた。もう読みたくない。もう読まない。「薔薇窓」の感想でも書いたんだけど、この人は着地が安易すぎる。特に今作のようなシビアなテーマを描くのなら、……この安易な収束は一体なんなの。単なるエ...
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◇ 米原万里「不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か」

彼女にあまり馴染みはなかったけれど、訃報を聞いた時は「惜しい人を」と残念に思った。ラジオとかテレビでちらっと視聴したおりの、パワフルで楽しげなイメージが残っているから。本作品が初米原。「面白いことをスピーディにぽろぽろ書き飛ばすエッセイ」と...
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◇ 堀田善衛「美しきもの見し人は」

あけましておめでとうございます。今年も今までと同様な調子で、書き連ねようと思います。本年もよろしくお願いいたします。※※※※※※※※※※※※発行は1995年だが、書かれたのは1968年頃という美術エッセイ。面白かったです。美術エッセイとして...
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◇ 藤森照信「完本・建築探偵日記 東京おんりい・いえすたでい」

ヨンデモ本のご紹介。どっぷり藤森ワールドに浸かったわたしのようなのには少々物足りないが、初藤森としてはなかなかいい本。初出が「ゆりかもめ」なので一章が短いし。(と言いつつ「ゆりかもめ」って何?市政だよりのようなものではないかと想像するが。)...