◇読んだ本の感想。

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◇ スタンダール「パルムの僧院」

池澤推薦なので読んでみた。ちょっと前に「カラマーゾフの兄弟」を読んでいたので、何となく比較しながら読むことになったのだが、こちらはどうにも軽め……。ロシア的重厚さが好きというわけでは全然ないけど、「カラマーゾフの兄弟」がベートーヴェンの第5...
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◇ 狩野良規「スクリーンの中に英国が見える」

やはり出来るな、国書刊行会。と言いたくなる良書でした。国書刊行会は、知る人ぞ知る秘密結社――ではなく、一応普通の出版社っぽいんですが、それでも他とは違った毛色を感じる。この辺、どうなんですか、詳しい方!わたしの場合、出会いが「山尾悠子作品集...
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◇ 有川浩「三匹のおっさん」

うーむむぅ。「図書館戦争」の第一巻がえらく気に入り、しかしだんだん巻数を読み進んでいくにしたがってそのラノベくささが鼻につくようになり、別冊に至ってそのあまりの……甘さに「二次創作かよ!」とツッコミも入れ、敬遠気味だった有川浩ですが、――や...
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◇ 森於菟「父親としての森鴎外」

森茉莉、小堀杏奴、森類と、家族から見た森鴎外についての著作を見てきたが、最初に結論を言えば、――オトが一番普通で安心。異母弟妹たちの著作は「パッパはえらい!」「パッパは私をこんなに愛してた!」という主張が激しすぎて疲れる……。なんというかこ...
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◇ 赤瀬川原平「赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の2」

「赤瀬川原平の日本美術観察隊 其の1」は3年前読んだ。其の2もねー。悪くはなかったけどねー。でも1があって2だから、驚きがない分、感動がない。すでに知っている物件もそこそこあったし。物件として、これというものを一応抜いてみる。長谷川等伯「松...
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◇ 米沢穂信「愚者のエンドロール」

これは古典部シリーズの2作目。一作目の「氷菓」でも感じたことだけど、……少し設定を無理しすぎじゃないかね、ヨネザワさん?「氷菓」を読み終わったところで感じたことは、小鳩君と小佐内さんシリーズの前段階だな、ということ。主人公の性格が相当にかぶ...
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◇ リラダン「未来のイヴ 上下」

わたしはタイトルを見て、てっきりSFだと思っていた。そうしたら、岩波文庫で訳文は旧仮名遣い、うわー、イメージ全然違うやーん。違和感を持ちつつ読んでみた。その違和感が、最後まで解消されない作品でしたな。読みながら「作者は一番どこを書きたくて書...
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◇ 宮本昌孝「義輝異聞 将軍の星」

あえて書くほどの内容ではないのだがー。「剣豪将軍 義輝」の番外編。さくさく読めて面白かったけど、それだけ。短篇7篇のうち、義輝が出て来るのは2篇くらいなのかな。その他は死んだ義輝を懐かしむ家来たちの話が2、3篇、残りは「剣豪将軍 義輝」に出...
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◇ 恩田 陸「ネバーランド」

読んでて何度もトリハダが立った。コワくて。(もっとも、読んだのは8月中旬にもかかわらず、最高気温が24℃の日だったが)でもホラーというわけではない。ミステリっぽい雰囲気も漂うけど、ミステリではない。しかし何でもないところがなんでこうコワイか...
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◇ 平安寿子「こっちへお入り」

熱心なファンではないが落語は好きなので、モチーフとしてこの程度使われているのであればわりあいに楽しめる。意外に知らないっぽい話がいくつもあってびっくりした。寄席に行ったことも何度かはある。東京在住ならもう少しちょくちょく行くんだけど。でもテ...