◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 筒井康隆「虚航船団」

いや、これは読むのがなかなかに苦労……。第一部は宇宙船に乗っている乗組員たちの一人一人の描写。……乗組員たちは文房具ですけどね。……ってそれもよくわからないけどね(^_^;)。船長が赤鉛筆で、副船長がメモ用紙、消しゴム、ナンバリング、下敷き...
◇読んだ本の感想。

◇ ジョン・スタインベック「エデンの東 上下」

何年も前には、日々チェックしていた「今日のハヤカワさん」のブログ。単行本が出て流行った頃だから、2008年くらいかな。なつかしいなあ。ちゃんとまだ続いてたんだねえ。キャラクターも懐かしい。ノリや絵も変わってないなあ。……と、そこで「恐ろしい...
◇読んだ本の感想。

◇ 宇野千代「生きて行く私」

宇野千代といえば、長生きして、波乱万丈の人生を送って、和物のデザインもしている人。ということしか知らなかった。知り合いの推薦図書なので読んでみた。どっぷりと“女”であろうと決めてかかっていたけれど、意外にも文章自体はサッパリ系。おかげで読み...
◇読んだ本の感想。

◇ 万城目学「鴨川ホルモー」

読んでいくに従って、森見登美彦を読んでいるんだか、万城目学を読んでいるんだかわからなくなった。京大生が主人公のヘンな話。という意味では両者はとても近い。まあ、わたしは森見登美彦が贔屓ですけどね。タイトルの「ホルモー」、一体なんのことだろうと...
◇読んだ本の感想。

◇ ケン・フォレット「大聖堂」

最初読んで、その辛気臭さに、これで600ページ×上中下巻は無理!止めよう!と思った。だが、その段階のすぐ後から、展開が早くなって面白くなった。途中で止めなくて良かった。具合が悪くて一日ゴロゴロしていた日だったので後半部分は一気読み。しかしそ...
◇読んだ本の感想。

◇ 海野弘「江戸ふしぎ草子」

これはたしか、立花隆の書評本で読んでリストアップしたんだったかな。すごく面白かった。海野弘は数十年前、アール・ヌーボー、アール・デコの著作で出会ったんだった。わたしはてっきりその分野の研究者だと思っていたのだが、違ったんですね。「太陽」の編...
◇読んだ本の感想。

◇ ランドル・ギャレット「魔術師が多すぎる」「魔術師を探せ!」

久々、地味に面白かった作品。あくまでも地味にだけど。わりと昔の作品だけどね。昔のアメリカミステリというよりは、昔の(まだライトノベルという言い方が無かった時代の)ライトノベルという感じ。ミステリはミステリだが、検証部分がちょっと細かくて適当...
◇読んだ本の感想。

◇ 川端康成「山の音」

設定だけなら、昼ドラだと言ってもいいと思うんだけど……やはりノーベル文学賞は伊達じゃないということなのか。面白く読めました。60歳を過ぎたばかりの信吾は会社社長。最近物忘れが激しくなり、人の名前やネクタイの結び方を忘れたりしている。妻の保子...
◇読んだ本の感想。

◇ ジェイン・オースティン「エマ」

まだるっこしい気配はありながら、まあまあ面白く読めた。何しろわたしは「ジェイン・エア」が愛読書でしたからね。(今は誰かに貸したまま紛失中。)古き良き時代の英国アッパーミドルクラスの生活。親しみを感じる。まあでも作者たちの年齢は相当違うか。4...
◇読んだ本の感想。

◇ 万城目 学「プリンセス・トヨトミ」

小説にはそれはそれは種類がある。その中でこの作品は、特異なシチュエーションを書きたい小説。と感じた。こないだの恩田陸「ドミノ」もそうでしたな。いや、違うか。「ドミノ」は転がるシチュエーションを、その動きを書きたい小説か。本作は、……それなり...