◇読んだ本の感想。

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◇ アンドレア・ペンローズ「スペシャリテには罠をひとさじ」

少女マンガ的冒険活劇。男装もする(下級で落魄した)貴族令嬢と、ハンサムだが性格に難ありの高位貴族が協力して事件を解決するという。面白かったですよ。そんなにベタベタではないロマンス有。ただしこの話に、チョコレートがまあ重要だというのはいいとし...
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◇ 森見登美彦「ペンギン・ハイウェイ」

珍しく京都以外もの。そして珍しく、一人称少年もの。んー。だがわたしはあんまり好きってほどではなかったなあ……。特に腹は立たなかったけれども。どっちかというと面白いとは思ったし。しかしこういう話ならば、どこかで他の誰かが書いてもいいように思う...
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◇ 最相葉月「星新一 1001話を書いた人」

著者名をもあい・はづきと読んでいて、もあいってのはあのモアイなんだろうから、ああいうのをペンネームにしようとする人は中身はともかく、文章的にはユーモラスなんだろう、と勝手に思っていたところ、さいしょう・はづきでした。そして文章もガッチリ評伝...
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◇ 辻邦生・水村美苗「手紙・栞をそえて」

水村美苗という人は知らなかった。Wikiを見たところ、まあわたしが知らなくても仕方ない作家だな。辻邦生と水村美苗の往復書簡。そして新聞連載。これは内容に対して、そのスタイルが非常に活きた形だと思うね。何しろ今、文学論なんて誰も読まない時代で...
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◇ 万城目学「ザ・万遊記」

この人の小説は、好きって程じゃないけど読んでいる。多分今後も読むと思う。エッセイはちょっと好き。実は内容は薄いイメージがあるけど、今回のこの本を読んで、意識して素直に書いてるんだなあと少し認識を新たにした。今回面白く読んだのは第2章。主に読...
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◇ 谷沢永一・渡部昇一「いま大人に読ませたい本」

「人間通」の谷沢永一と「知的生活の方法」の渡部昇一。どっちもはるか昔に読んだものだが、どちらにもあまり感銘は覚えず。今回のこれは北村薫(最近ご無沙汰だが、今から十年ほど前に出会って当時はとても好きだった作家)の推薦図書だったので読んでみた。...
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◇ トニ・モリソン「ビラブド」

アメリカ文学(を最短コースでちまちまと)遍歴中。これも話としては苦いが、アメリカ文学初期の(わたしが読んで来た何冊かにおいて)苦味はだいぶ影をひそめたな。読むものとしてはあまり苦痛なく読めた。ひりひりするようなドライさから、ようやく湿度を含...
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◇ 司馬遼太郎「竜馬がゆく」

単行本で5巻。二段組だが、日本の小説だし、そんなに時間はかからないだろうと思ったら、予想の倍くらい読むのに時間がかかった感じ。1冊5時間くらいかね。もうちょっとかね。まあ司馬遼太郎は超有名で、書くものも安定の面白さ、しかしそれがゆえにあまり...
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◇ 有吉佐和子「華岡青洲の妻」

映画とかドラマとかで散々聞いてた気がするタイトルなので、大作かと思っていたら、分量的にもそうでもないんですね。そういう意味では若干肩すかしか。もっとがっつりした話かと。面白かったことは面白かったが。でも今まで読んだ「悪女について」「開幕ベル...
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◇ 恩田陸「蛇行する川のほとりで」

この作品は、少女小説とホラーと詩情とミステリがうまく融合したと思う。うーん。「ネバーランド」と対をなす作品というべきか。あっちは少年の話ですよね。実は読み終わってから数日経ってしまったので、細かい部分はもう忘れている。……なので語るべきこと...