◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ 支倉凍砂「狼と香辛料 1 2」

たしか本屋さんだったか書評家だったかが、「ライトノベルで初めて面白いと推薦出来る本」と書いていたのを見たので読んでみた。うむ。まあ。舞台はヨーロッパ中世をベースにしたファンタジー世界。主人公は町から町を渡り歩く商人。商人としての狡猾さは若干...
◇読んだ本の感想。

◇ 最相葉月「青いバラ」

このタイトルで「果たして青いバラは美しいか」という問いかけを冒頭に持って来たのはさすがと思ったが、読み終わってみれば全体的には少々不満が残る。青いバラ、といえば遺伝子操作の話が避けて通れず、むしろその辺りのコムズカシイ話を素人向けに料理して...
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◇ 恩田陸「黄昏の百合の骨」

久々に初っ端から謎謎謎謎で構成された(恩田陸の)小説だった。たまに書きますよね、この人はこういうの。半々くらいですかね。最初からずーっと謎めかして後半でやっとこういう話だったのか!とわかるのと、最初はこういう話を書きますよーと優しい顔を見せ...
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◇ 小栗虫太郎「黒死館殺人事件」

いやはや、もうエライことで……。それはもちろん名前は知っていた。しかしあまり知識がなかったので、全く無警戒で読み始めた。……なんじゃいな、コレは。いかにも本格推理っぽいタイトルですが、これミステリと言えませんやん。それはそれは読むのが面倒く...
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◇ 恩田陸「クレオパトラの夢」

このくらいならわたしは好きかな。恩田陸。何が“このくらい”かというと、話の詰めこみ具合が。恩田陸はそれはそれは要素を詰めこむ作家でね。これで1本書くより、ネタを分けて小説3本くらい書いた方がいいんじゃないかなあと常々思っている。でも今回はわ...
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◇ ユルスナール「ハドリアヌス帝の回想」

2ページ目で、この明晰な人が好きだ、と思った。明晰な見方。理性的。科学的。ほとんど恋に落ちたと言ってもいい。だが、さらに数ページ読んでふと我に返る。一人称で語るのでついうっかりするが、これはハドリアヌスが書いたものではなくて、ユルスナールの...
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◇ 小田雅久仁「本にだって雄と雌があります」

名作。ところで名作と傑作はどっちが上?方向が違うは違うけど、どっちかというと名作だろうな。これは名作認定。でも世間的評価は分かれるそうな……。ネット上で他の人の感想を見てみたけど、最初の部分がとっつきにくいと書いてる人がけっこう多かった。う...
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◇ ハーパー・リー「アラバマ物語」

アメリカ文学最短コース遍歴中。いや、これは実は相当に面白かったんですよ。アメリカ文学として読んでいる30冊くらいの中で一番面白かったな。少年期もの(主人公は少女だが)という意味で、ブラッドベリの「たんぽぽのお酒」を思い出した。比較したら「た...
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◇ 荒俣宏「幻想皇帝 全3巻」

荒俣宏はよくテレビに出ていて、知識の宝庫、おどろおどろしいことが大好きで、アヤシゲな人物……というイメージがあるのだが、これが小説となると普通。まとも。あっさり仕様。肩すかしを食うほど。今回のこれも、道具立てはちょっとコッテリ風味なんだけど...
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◇ 最相葉月「絶対音感」

絶対音感――わたしは薄ぼんやりと「絵画における色彩感覚ごときものだろう」と思っていた。この本、わりととっつきにくく始まって、絶対音感の定義がなされる前に話が先に進んでしまうので、最相さん、まだ定義づけなされてませんよ。と思った。パステルナー...