◇読んだ本の感想。

◇読んだ本の感想。

◇ フィリップ・J・デイヴィス「ケンブリッジの哲学する猫」

まあそんなに感想もないんだけど、予想というか思い込みがことごとく外れたのが個人的に笑えた。そもそもなんでこれを読んだかというと、猫が出て来るミステリだと思ったから。ハヤカワミステリ文庫の巻末の広告に出て来たから、てっきりミステリだと。そして...
◇読んだ本の感想。

◇ オルハン・パムク「わたしの名は紅」

トルコのノーベル賞作家。この漢字を使われると、どうしても「くれない」と読みたくなるなあ。これが単に「あか」だから肩透かしをくらったような気持ちになる。読むのに大変時間がかかった小説でした。けっこう勤勉に読んで10日位。文章は難解ではない。む...
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◇ 北村薫「ひとがた流し」

涙と鼻水で呼吸困難になった。……その上で言うが、北村薫。少しゆるくなったなあ。わたしが北村薫と出会ったのは「冬のオペラ」。主人公が19歳?の女の子で、その繊細な感情を書いていて衝撃を受けた。読んだあとはずーっと作者を20代の女の子だと思って...
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◇ 三浦しをん「あの家に暮らす四人の女」

三浦しをんは有名どころを何冊か読んだ。おおむね、面白いが普通。という読後感だった。この本は5冊目にして面白い本だったなー。取り残されたような母娘とその友達とさらにその後輩の、女4人の暮らし。家族で住むよりうまく行くような気もしてしまう。スト...
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◇ 又吉直樹「火花」

お笑い芸人としてのピース又吉はあまり知らない。ネタ見たこともないし。ただけっこう読書家なのは知っていて、闇が深いタイプというイメージはあった。そんな又吉が何か書いたそうだ。こういう人が書くと、少し面白いかもなあ。家人が当時買ったのを今頃にな...
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◇ 宮田珠己「旅するように読んだ本」

書評本。……書評というほどマジメじゃない。相変わらず笑かしてくれる。もともとは「はるか南の海のかなたに愉快な本の大陸がある」という本の改題。この前のタイトルのインパクトが強いので、まさか同じ本だとは思わなかった。前のタイトルの時読んだんだけ...
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◇ 伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」

全体的にはまあまあ面白かった。サイドストーリーというか伏線を、まず2つ書くのは上手い。田中君と少年はその後ほとんど出て来ないから、田中君を視点人物にするのは若干疑問だけど。でも胡散臭い保土ヶ谷さんのその胡散臭さを出すためには、誰か他人の目か...
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◇ ハインライン「夏への扉」

名作の呼び声高いハインラインのSF。1970年からコールド・スリープに入り、2000年に目覚めた男の話。古典SFとしては古びた感触は少なかった。1956年刊行。でもまあ何しろ2000年でさえ今から見ると20年も前であり、2000年どころか今...
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◇ 井波律子「中国人物伝 1~4」

井波さんは中国文学者。好きな学者さんです。……えっ!亡くなっていたの、井波さん!?この5月のことだそうだ。76歳。まだまだ旺盛な書欲を発揮していただけに、もっと長生きしていただきたかった。この時期に大部の「中国人物伝」を読み終わったのも何か...
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◇ ジェレミー・マーサー「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」

これはカナダ人の元ジャーナリストが失職して自分探しの旅(……)に出て、パリで出会った不思議な、というか、変でとっちらかった書店兼聖域の話。パリにシェイクスピア書店?と若干不思議なんだけど。でもパリにある英語書籍専門店だというから納得。店主も...