◇読んだ本の感想。

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◇ 柳広司「贋作『坊ちゃん』殺人事件」

上手に話を作る柳広司。5、6作順番に読んで来たが、今のところ不満に思う出来はないですよ。みんな水準以上。スゴイ。特に今作は漱石のパスティ―シュもやっているから、そういう意味でも楽しめた。ま、わたしは坊ちゃん派ではなくて猫派ですけれども。でも...
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◇ 「有頂天家族公式読本」

まあありがちなムック本だが、内容に愛があふれていて面白かったので。著者名に森見登美彦と並んで「有頂天家族親衛隊」とある。2013年発行の本だからアニメ発売のタイミングでしょうね。アニメの話も出て来るが、アニメべったりの内容でもなく、まあ原作...
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◇ 池上永一「ヒストリア」

表紙が傭兵みたいな人だったから、久々にライトノベル物かと思った。池上永一は多分全ての著作を(図書館から借りて)読んでいるが、この人は昔、沖縄物とライトノベル風の戦記物?の二本立てだったんだよね。わたしは戦記物はそこまで好きではなく沖縄だけ書...
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◇ 森銑三「明治人物閑話」

ここ半年くらいで3冊か、森銑三の本を読んだ。この人は、それまで聞いたことがなかったんだけど、実はたっぷり著作がある著述家。明治半ばくらいの人ですか。――わたしからすればそういうイメージだけど、実際には昭和60年に89歳で亡くなったんだから、...
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◇ ノックス「探偵小説十戒 幻の探偵小説コレクション」

ミステリ読みだったら「ノックスの探偵小説十戒」は一再ならず見たことがある言葉。いつか原典を読みたいなあと思っていた。そしたらこれって、小説でもミステリについてのまとまった評伝でもなく、ノックス編のアンソロジーの前書きに書かれた内容だったんで...
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◇ 西加奈子「サラバ!」

コロナワクチンの副反応で寝ていた時に上下巻ほぼ一気読みした。面白く読んだし、ページターナーではあるんだけれど、西加奈子の作品は、読後何か残るかというと残らないんだよなあ。まあ残ることが唯一の価値ではないという考え方もあるけれども。自伝として...
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◇ 小林恭二「心中への招待状」

この人は基本的に小説家だが、ヘンな小説(いい意味で)を書く他に、俳句の句会の司会をしたり、歌舞伎の入門的な本を書いたり、古典をリメイクしたり、テレビに出たり、いろんなことをやっている。こないだ「父」を読んで――これは父を中心に描いたにしても...
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◇ 辻由美「図書館であそぼう」

辻由美の著作はここしばらく続けて読んでいて、どの本も面白く読んでいる。この本も面白かった。かなり昔(1999年)の本。――講談社現代新書はセンスのいい表紙デザインがおおむね唯一の美点……といった印象のあったシリーズだが、だいぶ前にその表紙デ...
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◇ 佐野洋子「100万回生きたねこ」

ものすごく有名な絵本。日本の絵本でのベストセラーに入るのではないか。そういう意味で読むのを楽しみにしていた。絵本を読めないわたしにも響く本になってくれるかと。……しかし「は?」って感じでしたね、読んだあと。どこが良くてこんなに人気なのかわか...
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◇ ナンシー・スプリンガー「白い鹿 アイルの書1」

この作品は井辻朱美訳ということで読んでみた。井辻朱美訳の作品をつぶしている最中。海外のSF、ファンタジーは描写がこまっかくて嫌になることがあるんだけど、この作品はそうでもなく、読みやすかった。あまり細部がわからないまま始まって、そのまま第1...