男子ショート。
一番印象がいいのは町田樹だなあ。全日本なんかで何度か見ているはずなんだけど、
今回は「おお」という感じ。むしろスピンのミスがあって、より印象が強かったかもね(^_^;)。
ステップが、すごく足を使って跳んでて、これは大変体力を使う振付ではないかと思った。
今後、ちょっと注目したくなった。
ベルネル(T_T)。
久々に見たと思ったらダメやったな~。風邪をひいてごく体調が悪いというのでなければ、
あの集中力のなさはトシだろう。せっかく音楽で音が目立っているのに、それに合った
振付とも言い難いと感じた。踊れるベルネルの良さが活かせてないと思うな~。
小塚は硬くなっていたと思う。無難にまとめたかな、とは思うが。
無難にまとめても2位になる力量に育って来たわけだね。フリーは攻めて欲しいがなー。
高橋大輔。正直90点超の点数が出るほどだとは思わなかったけど。
今回のプログラムはウワッと盛り上げてノセるタイプではないから、
見てるわたしは冷静なのかもしれない。
しかしそういうプログラムで勝負して来たことには好印象を持つ。
自分の一番得意な部分を言わば封印しているわけじゃない?
その上でこれほど高い得点が出たのは、やはり本人が目指している
「スケーティングの基本を大事に」という部分が成功してるのかもしれない。
※※※※※※※※※※※※
男子フリー。
ベルネル~(泣)。
あかん。あんなんじゃあかん。ミスより何より、滑ろうとする気合いが感じられない。
体調不良なのか?大失恋の直後なのか?「人は何のために生きるか」と悩んでいるとか?
うう~。好きなんだけどなあ。本来とても楽しい演技をする人なんだけど。
本田武史は満身創痍で引退した。最後の演技は悲しいほどだった。
しかしわたしが目にするベルネルの最後の演技が、もしこれなら。悲しむことさえ出来ない。
コンテスティがまあまあなかなか。
しかし安定感はありませんな。ジャンプも不安だし、スピンは下手だと思う。
まあプログラム自体は見てて楽しいので、応援したい気はするけど、年齢的にのびしろはないかな。
小塚も良かった。完成度という意味では取りこぼしはちょこちょこあったにせよ。
雰囲気に巻き込めましたかね。きれいだった。
ただし、堂々たる世界王者への道ははるか遠いと言わざるを得ない。
本人も言っていたように、高橋大輔との差もまだまだあるぜよ。
ここぞという時の武器が欲しい気がする。やはり4回転の精度を上げないとなあ。
高橋大輔。
ブルースでも結局最終的には暑苦しい系に向かうわけやね。
本人いわく「今回は爽やかすぎたかな」だそうだが。うーん、まあ、そうかな。
ほんとに上手いな、コイツ。と呟きながら見ていた。
無造作に滑っているように見えて、何だろうね、かっちり世界を作っている。
彼が18、19歳だった頃には、こんなに強くなるなんて想像もしなかった。
表現力はあるけど、隙もまた多いという典型的な表現力特化タイプに見えた。
武器がなければ上には行けないけど、弱みが多ければ一流選手とは言えない。
一流選手にはなれずに終わるんだろうな……と予想していた。だってスピンでぐらついてましたし。
それが、まあリッパになったのう。善哉。
コメント