PR

フィギュアスケート GPカナダ大会 2011 女子シングル。

女子ショート。

いやー、エリザベータ・トゥクタミシェワがダントツ!
14歳じゃない。14歳の色気じゃない。すでに妖艶の気が漂う。
上手かったしねー。3回転3回転も文句のつけようがなかった。
彼女はこれからずっとだろうな。ロシアはかなり息が長いから。
ただし女子の真骨頂は。失うものの何もない、皮下脂肪もない14歳ではなく、
18歳頃からの壁を乗り越えてから。

アシュリー・ワグナーも良かった。久々見た気がする。

しかしそういえば、アメリカ大会、カナダ大会を通じて、うまいなあと感心することはあっても、
見て感動する演技はなかったように思う。
そんな中、レイチェル・フラットの演技には少し心が動かされた。
普段、あんまり好きな感じの選手ではないんだけど、
ストレートラインステップの音楽の盛り上がりと振付がよく合っていて気持ち良かった。

鈴木明子のストレートラインステップも良かった。ジャンプが決まればねえ。
今回の衣装は、これほど地味な色遣いはまずないだろうというほど地味だが、上品ですごくいい。
デザインに技ありな感じ。

来ましたね、長洲未来。しかし期待していた溢れる元気さはなく。うーん。

そして「あ、見たことのない可愛い子がいる」と思って選手紹介を聞いたら、
髪を伸ばしたアリーナ・レオノワでした。全然別人だと思った。やっぱり可愛いんだなあ。
彼女もジャンプが決まらなかったねー。
ストレートラインステップは、表情までよくデザインしてきたのにな。

女子フリー。

トゥクタミシェワ。同上。そして「14歳」に関しても同上。
しかし腕と手の動かし方がきれいだねー。これは今後も大きな武器になるだろう。
ジャンプにスランプはあっても、そういう部分にスランプはないだろうから。

フリーもだいたいショートに同じだなー。
しかしレイチェル・フラットは悪かった。……が、最下位に落ちるほどだったんですかね。

長洲未来はやはりもっと元気な方が。「大人の女性」はいいが、それが単に元気のなさに
見えてしまっているのではないか?つまり「大人の女性」はまだ早いのでは。

アリーナ・レオノワはショートよりは良かったです。
でも本人にとっても満足な出来ではなかったようで、満面の笑みはなし。
やっぱりレオノワはその素直な喜怒哀楽が美点ですよ。
次は満面の笑顔が見たいと思います。

鈴木明子は、軽やかに舞っていた。
去年までだといかにも踊ろうとして踊っている感じだった。タンゴとかそっち系。
それはそれで悪くはなく、自分のカラーとして前面に出していたのも良かったんだけど、
でも見ている分には、実は今回の方が自然で魅力的かなー。似合うように思う。
ストレートラインステップの途中にある、ちょんちょんちょん、としたステップが可愛かった。

次の中国大会はユヅルが出るぞ。楽しみだ。

コメント