わたしの映画生活は基本的に名画座から始まっている。
なので、ヘップバーンの映画はずいぶん見た。しかし今回のこれは初視聴。
(ネタバレあります)
いや。ごく普通の(昔の)サスペンスとして面白かったけど。
過剰な期待もなかったし。むしろ面白いかどうか危ぶんでいたから、予想より面白かったくらいだ。
ただまあ「暗くなるまで待って」の緊迫感ほどはねー。
わたしはアレをサスペンスだとは夢にも思わず名画座に見に行って
(だってタイトルがロマンチックコメディじゃん!!)
クライマックスのあのシーンで、心臓が止まりそうになりました。コワかった。
それと比べると、本作はたしかに落ちます。言うたらまあ、2時間サスペンス風。予定調和的。
でも同じ2時間見るならわたしはこっちの方が楽しめますけどね。
やはり昔の映画はそこはかとなく優雅でいいもんです。
とはいえ、ストーリーには無理が……。だってダンナの問題は全く解決してないもん。
あれ?ダンナが録音テープを持っていた件は解決したんでしたっけ?
ケイトは殺されたんでしたっけ?ま、エレーヌとの不倫は過去のこととして
ぎりぎり水に流してもいいけどさあ。(でも結婚が決まった後もですからね)
あれでメデタシメデタシには全然ならん。
ま、久々にヘップバーンを見て、そういった意味ではメデタシ。
「ローマの休日」や「マイ・フェア・レディ」あたりの名作だと何度も放送されるけど、
このあたりのマイナーな作品はめったにテレビで(今回はCS視聴)やらないからね。
期待しないで吉。
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