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< のだめカンタービレ 最終楽章 前編 >(テレビ視聴)

後編劇場公開中につき、異例とも言える早さで地上波登場。
最近はDVD化もあっという間になってきていますけれども。

見ての感想。

……ま、こんなもんだろーなー。
数年前の正月スペシャルヨーロッパ編でかなりがっかりしたわたしとしては、
そもそもあまり期待をしていなかった。テレビ局が作るドラマ由来の映画に良作は少ない。
まあせいぜいあの程度なんだろうと思っていたら、まさにあの程度で。
……ま、こんなもんなんだろーなー。

連続ドラマのあの素晴らしい完成度はどこに行ってしまったのだ。
まあねえ……。原作マンガも、海外編は話のバランスが悪いとは思うんですよ。
もうちょっとじっくり語ればいいのになーと思うのに、あっという間に
千秋の指揮者コンクールまで話が進んでしまう。
それに忠実に作っているから仕方ないのかなー。話が落ち着かなくても。
原作をアレンジして、さらに完成度を高めてくるほどの力量はないということなんだろうね。

テレビで見て数日経った今は、この映画がどんな内容だったかほとんど覚えていない。
これはわたしの記憶力の悪さではあるのだろうが、
……要は毒にも薬にもならないっちゅーこって。

とにかく、シュトレーゼマンが語り手になっていたのが鬱陶しかった。
彼は、山椒は小粒でピリリと辛い的なトリックスターであるべきなのに、
何を大きな顔をして西遊記におけるお釈迦さま(←掌の上で遊ばせる)やってんねん!
陳腐だと感じた。冒頭、湖畔で馬に跨ってフクロウから手紙を受け取るところでは、
無駄なところに金かけてんなー、とか、ハリーポッターかい!とか
内心突っ込みつつも、まあこれが映画の一側面かと納得も出来たんだけどねえ。

後編は、別にその後に映画公開が控えているわけでもないから、
地上波放映はけっこう後になるんだろうな。
でもって、原作もあの終わり方では納得出来なかったんだから、
映画でもさらに納得できない作りになるんだろうな。
……テンション下がるわー。早手まわしにがっかりするのもどうかと思うけれども。

やっぱり映像作品に多くを求め過ぎなのかなあ。うーむむむむ。

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