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◆ 小川三知。

メモ代わりに一言。

新日曜美術館で、小川三知というステンドグラス作家を取り上げていた。
なかなかいいですな。素朴で。下手にとんがっていないイメージ。

そのちょっと前の「美の壺」で、和のステンドグラスの回があったから、
もしかして別の作家の作品と勘違いしているかもしれないけど、
梅とか竹を小さい丸窓のモチーフとして使っているのは、日本らしい使い方だと好感が持てた。
あまり主張しすぎず。本来はあまりステンドグラスには合わないだろう日本の家にも溶け込む。
海外でステンドグラスを学んだというなら、もっと主張する方向に行きそうなもんだが、
頭のいい人だったんだろうな。目立たせるより、溶け込む方を選んだ。

これは、と思ったのは、たしか青森にある個人邸。
そこの窓が横長の大きなステンドグラスで、モチーフがこぶし。こぶし部分以外のガラスは無色。
家の外が木の生い茂る庭だから、屋内から眺めると、ガラスと外の木々の関係が絶妙。

これは撮り方も良かったんだろうな。
演出かカメラマンの腕かはわからないが、背景をぼかしているために、
実際に見るよりもいい関係で映っていると思う。
こういう使い方なら自分もやってみたいわ。こぶしの選択もいい線ついてる。
面積が広い窓だけに、濃い色を使うと飽きる場所だろう。

鳩山会館というところがあって、一般見学可らしい。
建物も相当良さそうだし、いつか行ってみずばなるまい。

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