今期はドラマを3本見ていた。ワンクールで見る本数としては人生最多(かもしれない)。
まあ書かなくてもいいのですが、ガリレオのラストがあまりにも衝撃的だったので、ちょこっと。
いいんですか、ガリレオは。最終回にコメディ……というよりお笑いになっちゃって。
何だかって機械に柴咲コウが縛られて登場した時は「ええええええ~っ?」。
あれは……一体どこの特撮班から、というより、どこのバラエティ班から借りてきたもんですか。
有り得ん。今まで一応普通のドラマだったのに、ここで笑いをとってどうする。
1話の導入部は唐沢で、わりあいにいい雰囲気だったんだけどなー。
後半、多少残念感があったけど、あの程度で作ってくれれば不満はなかったのだが。
2話からはがっかりだ。そもそも内海刑事のキャラクター造型が非常に間違っていると思う。
うざったいったらない。あれをやらされる柴咲がカワイソウだよなー。
1話以外では香取慎吾の回がまあまあ。……突っ込みどころは色々ありますが、
多少気合を感じた部分があったので。
が、何を言ってもむなしい。……最後がアレでは。
まああまりにもアレすぎて、思い出すだけで笑えるので、腹は立ちませんけどね。
有閑倶楽部は、最後まで見たことに我ながら感心した。何で見たんだろう?
こっちはもう突っ込みどころがありすぎて……。てーか、脚本!もっとしっかりしろ!
なんでああいうヘタレな脚本でOKが出てしまうのかなー。
キャストも大変不安な感じ。でも、女性陣の外見はなかなか合っていると思った。
意外だったのは、最初見た時は思わず「うげ。」と言ってしまったほど合っていないと思った
横山何某が、だんだん見られるようになったこと。やっぱり本人の努力でしょうか。
でもねー、魅録を主役にごり押ししたのは間違ってるよー。
原作だと一番影が薄いくらいのキャラクターだと思うのだが。うーん、でも原作を知らない人は
違和感なかったのかな?
赤西何某が、だらっとした喋り方を止めてくれたら良かったんだけどねえ。
ちゃんと喋っている時は可だと思うんだけど。なぜわざわざあんな無気力そうな魅録にしたのか。
面白くなる可能性が十分あっただけに、ほとんど全てがダメであったことが残念だ。
何でもう少しちゃんと作るという方向にいかないんだろう。お金がもったいないよね。
3本目はSP。3回目くらいからしか見てないんだけど。
これは内容は嫌いなドラマ。テロリストとか殺し屋とか、殺伐としててわたし向きじゃない。
が、脱落しそうになりつつかろうじて続いているのは、工夫してますよ、というのが
ほの見えるせいか。前二者と違って「とりあえず何か流しとけばいいや」的な部分が少ない。
その工夫が、自己満足的クサミになってしまってはいるんだけど、少なくとも「作る」という姿勢は
感じられる。まあ、内容は間延びしてますけどね……。
あまり期待はできないけど、最後、劇的に締めくくることが出来たら、3本の中では1番印象が
良いドラマになるだろうな。現在のところは、画と雰囲気のみのドラマとしか言えないが。
ついでに、こないだのコナン実写版SP。
こういうのを見るわたしが間違ってるのは重々承知だし、期待度全くないので、何と言ってよいやら。
ゼロを予想して3くらいだったので多少印象がいいとは言える。
香椎何某がはまり役だったのと、佐々木蔵之介が銀ヅラでがんばっていたこと、
あ、陣内さんもはまってましたな。ああいうアホウな役をノリノリでやってくれる俳優は好きだ。
しかしこれも話が……。
結局、すべて脚本に集約されるなー。いつも脚本に文句を言っているような気がする。
いまどきで脚本がいいドラマってどんなのがあるんだろうね。
そんなに傑作を求めているわけではなく、突っ込みどころばっかりの脚本がいやだと言っている
だけなのだが。普通の脚本になぜ巡り合わないのか。
自分が見たいと思うドラマの傾向からして、トンデモになりがちなのは自覚している。
読書傾向と同じで、ドラマも現実にありがちな設定は好きじゃないからな。
現実の話なら、それほどヒドイものも少ない……のかもしれない。何を書くにも基になるのは
書く人の経験なわけで、経験とドラマの設定が乖離するだけ話を動かすのは難しくなる。
……が、「ありそうな話」は好きじゃない。ジレンマですな。
まともなドラマが見たいよう。
コメント