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さよなら、古田捕手。

嘘みたいだ。
嘘みたいだなぁ。これからのスワローズに、プロ野球に、古田捕手はいないんだ。

……書こうと思えば書きたいことは山ほど。書ききれないよ。
わたしが見て来たスワローズには、ずっと古田捕手がいたんだから。

古田さん。18年間ありがとう。
今回、引退試合じゃなかったけど行って良かった。
10月6日の7回に代打で出てきてヒットを打った姿、その後のプロテクターをつけた姿を見て
泣けました。さらにその後、23時頃クラブハウスを出て車で去っていく古田捕手へ、
「さよなら、古田さん」と声をかけることが出来て良かった。

あの頃。強かったスワローズの、ほんとに扇の要でしたよね。
「古田がいるから、負けないよ」と思えた。
オールスターのMVPを3補殺で取ったのもかっこよかった。
200本塁打を県営宮城球場で見られたことはほんとに嬉しかった。
正直、合併騒動後は株が上がりすぎて居心地が悪いような気もしたけど、
でもわたしにとっても偶像でした。

「また、会いましょう」と言ったんですよね。
それは当然、「(そのうちテレビに出るからその番組で)また会いましょう」でもなければ、
「(いずれは講演会などもやるだろうから、その会場で)また会いましょう」でもないですよねっ。
神宮で。またユニフォームを着て。そしてまた会いましょう、ですよね?
今度こそ、ですよ。今年は文句なくひどかった。戦力がひどいということももちろんあったけど、
やはり監督としての力量が不足だったことも否めない。
今度は。満を持して帰って来て下さい。あの頃の強いスワローズをまた取り戻す為に。

多分数年は現場から離れていろいろな経験を積む事になるでしょうけど、
目指すところの軸はぶれないようにして下さい。
監督としてスワを優勝へ導くこと。
この借りを返さないことにはプロ野球人としての古田は終われません。
これまでの選手生活18年。指導者として現場にいるチャンスはおそらくそれより長い。
いつの日か、それほど遠くない将来に、胴上げをされている古田監督の姿が見られることを願って。

また、会いましょう。神宮で。
さよなら、古田さん。

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