PR

古田捕手がお薦め映画を教えてくれない

ので、こちらはこちらで話を展開します(^o^)。
(今回の地震の話題にはあんまり食いついていけない)

わたしは”名画座育ち”といいますか、クラシックフィルムから映画を見るようになったので、
イングリッド・バーグマンの「カサブランカ」
マレーネ・ディートリッヒの「モロッコ」
ヴィヴィアン・リーの「風と共に去りぬ」
オードリー・ヘップバーンの色々(一つを選べない)
なんかは別格として、まずあります。やっぱり美女!を見るのも映画の愉しみの一つでしょ。
衣装やセットから醸し出される「古き良き時代」の雰囲気は、映画くらいでしか味わえないものですしね。

が、「名作」といって何が浮かんで来るかというと、これは全く違う傾向のもの。
わたしの第一の名作は「バグダッド・カフェ」です。

外から見ているだけでは絶対に魅力が想像出来ない映画。
だいたい、あらすじ読んでもさっぱり食指が動かないし。
美男・美女が出て来るわけでも、きれいな風景を見られるわけでもない。
……そもそも自分が何故この映画を見たのか不思議です。絶対好みの方向が違うと思うのだが。
実際、始まった最初は「うわ、失敗した」と思っていました。
わざわざ映画代を出して、何が悲しくてサビついた給水塔を磨く人を見に行かねばならないのだ?
いかにも意味ありげに映されたブーメランもわざとらしいぞ!目を喜ばす何物もない!

しかしその後は。いつの間にか引き込まれ、あとはエンディングまで心地よく運ばれるまま。
あんな何の変哲もない道具立てで、どうしてこれほど心地よい映画になるんだろう。
その方法も、魅力も、正体不明。
あえてその魅力を言葉にするとしたら、空気感だろうか。ごちゃごちゃとした店内、
うさんくさい人々。埃っぽいであろう沙漠を吹く風。ほんのわずか不安定に撮られた構図。

その中から生まれるささやかな出来事が(本来光るはずが無いものなのに)段々輝き出す。
ビカビカとは光らない。鈍く鈍く、光っていることすら気付かれないかもしれないように光る。
その光が心地よく観客を満たす。
……多分、こういうことなんだと思います。自分の心に合う詩のような感じ。
監督は魔法使いですね。そして一見そうは見えないけれど、これはファンタジーです。

唯一、音楽はこの映画の中で、外側から見ても良さがわかるものかもしれない。
「CALLING YOU」は非常に良い。たまにどこかで使われていますね。
また、映画の中でバッハのプレリュード・ハ長調が登場しますが、このチョイスも憎い。
よくここにこの曲を!絶妙。メロディの美しさも、あえて言えば(弾く方の)難易度も。

見るときは、出来れば一人がいいと思いますね。本当は没頭が出来る劇場がいいとは思うけれど、
上映している映画館なんてないでしょうし……
現実に戻ることのない状態で見て欲しい。電話も切って、辺りを暗くして。
来客があってもわからないようにインターフォンの電源も切って。

こんな風に作られる映画はおそらくもう出ない。間違いなく名作です。

※※※※※※※※※※※※

さて、今日は雨で中止になってしまったスワですが、日曜の広島戦はあと一本が出ませんでしたね。
4回くらいチャンスがあったのになあ。まあでも、広島も地元三連戦の最終日だったし、
ミッキー君も初登場だったし、ウチは三連勝だったしね。しょうがないか。
五十嵐投手、怪我なんですね……(T_T)。五十嵐よ、お前もか!しっかり治して下さい……。
あとは新外国人がどうなるか、ですね。ビクビクワクワクで待っています。

そして、古田捕手の2000本安打ですが、
……世の中の人は2000本でお祝いをするのでしょうが、ヒネクレ者のわたしは
2005本くらいでお祝いすることにしようかなあ。
まあ怪我さえなければいつかは出るものだと思ってますので、
くれぐれも怪我には気をつけてがんばって下さい。

<古田敦也公式ブログ>
http://blog.so-net.ne.jp/atsuya-furuta/2005-04-11

コメント

  1. 燕マニア より:

    映画の話は・・・
    とりあえず、2000本安打達成後まで、待ってあげたほうがいいと思いますよ。
    ゆったりした気持ちで、映画を語ってくれたほうが・・。

  2. uraraka-umeko より:

    あはは(^o^)。
    そうですかね~?2000本安打達成したら満を持して語ってくれますかね~(^o^)。
    ……こんなことを言ってると、どっちもプレッシャーになったりして。どうだろう。
    まあ、このタイトルは話題を映画へ持って来るための枕詞だと思って下さい。ね(^o^)。

    今日は試合負けちゃって残念です。明日は勝って欲しいぞ!がんばれ、スワローズ!