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◆世界遺産 縄文 

9月15日まで東北歴史博物館で開催中。

いやー。7月12日?から開始していて。
6月頃は早めに行っちゃおうと思って待ちかまえていたのに、
結局そろそろ終わりが見えた頃に行くことになる不思議。
まあ今年は暑くなるのが早かったので、暑い中行くの嫌だな、来週なら少し涼しいかも?
とか考えているうちに真夏を迎え、盛りを過ぎたら行こう……と思っているうちに
8月も末になりました。暑かった。

そしたら9月2日に最高気温を記録更新!ってなんなんだ!
一体いつまで暑ければ気が済むねん!(怒)

それはそれとして。内容はなかなか面白かった。

でも最初に文句を言っておくと、会場はうるさかったデス。
あれはなんなんだろうね。高齢者?団体さん?子どもは少なかったけどなあ。
わたしは静かなのが好きなので、話し声はイライラするんですよね。
通常そういう時は、順路を無視して静かな場所を優先して見ていくという対策をとるのだが、
どこもまんべんなくうるさかったのでツラかった。
なんとか我慢しました。

わたしは歴史好きだけど、まあ縄文とか弥生はね……
歴史はわたしにとってドラマだから、「登場人物」という概念がない先史時代は
若干興味に薄い。特に最初の展示物って矢じりとか石器とかで地味だし~~~~。
面白くなってくるのはデザインが前面に出て来る土器や土偶が出て来るコーナーからですね。

しかし縄文のデザイン性は本当に高いなあ。
土器なんかじっと見ましたよ。展示物は複製も多かったんだけど、
まあ絵画などと違って土器は現物性がそれほど高くない――現物性という言葉はないが、
どのようなものであったのかがだいたい分かれば良くて、本物である必要性は低い――
ので、複製でもさほど気にならない。

有名なデザインの、……ちょっと名前がわからないんだけど、多分縄文土器の世界では
5番目くらいに有名なデザイン(根拠はない)の作り方の順番をけっこう悩んだなあ。
地模様の縄文が先か?それとも線で盛り上げる渦巻きを滑らかに作るのが先か?

でも地模様は一面に途切れなくつけてあるようだし。
線はだたくっつけているだけじゃなくてしっかり表面になすりつけてあるし。
いやー、どうやっているんだろうなあ?

あと、亀ヶ岡の遮光器土偶がさあ。
青森と秋田と岩手と、宮城県北部もだっけ?出土のものがどれも相当に似てるんだよなあ。
お洋服のデザインとか、絶対これ影響してるよね?っていう似具合。
いや、似てるっていうよりも、同じ人が作ったようなデザイン。
これはどのような経緯でこんなに似ているのか……真似したってレベルじゃない気がする。

作ったもの自体に価値を認めて交易するということもあったかね?
あるいは作者が出張して作り方を教えるとか?
見よう見まねで作ったってレベルじゃないんだよ。

あとは、縄文の女神も見られたし、合掌土偶も見たし……これらは複製だったはず。
最後の展示が触れる展示だったんだよね。当然複製だが、
なんか手のひらから伝わって来るものがあった気がしましたよ。
2000年の時を越えて伝わってくるもの。
しばらくナデナデして会場をあとにしました。

青森の三内丸山遺跡は行っておいて良かったなあ。
縄文の解像度が上がる。若干だけど。その若干が大事。

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