これも面白くはなかったなあ。
そんなにハードル上げて見ているわけでもないんだけどね?
1時間半、笑わせてくれればいいだけなんだけどね?
時代劇的考証もそこまで厳しく求めているわけでもない。
――でもこんなユルく作られちゃうと全然楽しめないわけで。
これ、実際に松平直矩という人が引越し大名だったとしたら、もっと史実を描いた方が
いいと思うよ。史実ベースの方が面白い作品になりそう。
そういう地道な勉強をあっさり通り過ぎてガワだけ使った話だったんだろうな。
まあじっくり時間をかけて作る映画を狙っていたとは思えないが、
もう少し知識を溜めて、そういうのも映画の内容に反映させてたら、
もっと面白いものになっただろう。
星野源は役者としては初めて見たか。悪くはないですよね。
高橋一生は脳筋キャラじゃ間違ってもないだろう、という根本的なツッコミを除けば
まあ普通。脇役だからこのくらいでいいかも。
高畑充希はあんまり好きなタイプじゃないことを前提にした上で、普通。
まあ役者のいい悪いをいうほどしっかりしていた映画ではなかった気がする。
わたしは時代劇は今後もずっと残って欲しいんだけど、
「ちょんまげと刀を出してれば時代劇」ってことにされても困るんだよな。
まあ変質は不可避だとは思うがね……
でもこれとか、嫌いじゃないけど「超高速!参勤交代」とかの
「なんちゃって時代劇」しか見てない層が、本来の時代劇の核がない上で作る
時代劇しか存在しない世界も、もうそう遠くはないんだよね。
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