最初に見た時、見続けるかどうか迷った。
ぎりぎりで見続けることに決め、まあまあ楽しんだんだけど、
後半はだんだん「はあ?」となっていったなあ。
特に最終話ね。え~こんな話でいいの?と思った。
松尾諭は、前は好きな役者さんだったんだけどね。
どうも近年、人相が悪くなっている気がしない?
気のせいかもしれんが。
ドラマとしてはわたしの好みからは少しテンポが遅かったなー。
いうたらなんやが最初の松尾諭と夏帆のパートがテンポを悪くしていた気がする。
夏帆はわりといい役者だと思うけど、顔のタイプがあまり好きではない。
そして松尾諭と夏帆のパートは(彼らのせいではなく)茶番感が強かったよね。
むしろ松尾諭だけが毎回前口上だけ述べてすぐ引っ込むくらいの方が
良かったのではないか?
仲野太賀は好きだ。
役者連が味わい深い。役としてすごーくいい、という人はあまりいなかったが、
薬師丸ひろ子も鈴木杏も(「空白を満たしなさい」とのギャップよ……)、
北村有起哉さんも(「先生のお取り寄せ」とのギャップよ……)、
伊藤沙莉も(この子好きなんだよなー)、
あ、そうそう、安藤玉恵と要潤も。要潤、今まで見た中で一番いい役だったかも。
が、問題は草彅だ。
わたしは基本的に草彅をいい役者だと思っている。
でも今回の撮り方では、あまりにも不気味になってしまってないかね?
ちょっと気持ち悪かったなあ。全体的に。
そして脚本的に、後半はどうなのか。
兄の話になってしまっていいの?それで終わっていいの?疑問だ。
兄の話がけっこう変だったよね。
不法滞在を15年続けるって可能かね?この辺知らないんだけど、
それなりに出国が必要なんじゃないの?
エイドリアンとの関係もわからん。恋人同士ではないんだよね?
あと突然木田優夫を名乗るのもわからん。そんな嘘つかれて嬉しいかね?
しかもそこから身代わり。仲野太賀があんなちゃちな変装で……体型違うし。
ショーンがホームランを打って何が解決するのか。
わからんわからんわからん。
「待ってえ、お兄ちゃん、待ってえ」がしつこい。
いい加減にして欲しかった。
ストーリーについていいたいことは、とにかく「デリカシーのない両親が全ての
元凶である」ということですね。やだ、あんな親。
捨て子だという嘘をついて何が楽しいのか。
6話、7話、8話は連続して見たくらい先が気になったが、
とにかく最終話でガラガラと崩れた感じ。
こういう着地じゃなあ。印象悪く終わった。
役者たちは良かった。脚本は評価できない。
……それにつけてもあんな大きさの太巻を食うのは絶対嫌だ。
そりゃ嫌いになるわ。
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