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<ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!>

ものすごく見たい映画じゃないけど、どうせ量産は出来ない制作方法だし、
久々に見るとレトロなつかしさもあるしね。好きですよ。このシリーズ。
グルミットはともかくとして、ウォレスなんて外見的可愛さなどほとんどないのに、見てて和みますわ。
まあ、それだけって言っちゃそれだけだけど。

ほんと感想はそれでお終い。まあ、そりゃ「クレイアニメであそこまで作るのは大変だろうな~」
とかは言えるけれど、そんなのはわざわざ言わなくても皆わかっていることだ。
しかしディテイルには凝りますね。わたしだったら、クレイアニメであそこまで作れって言われたら、
気が狂うだろうなあ。偉いよ、制作陣。好きじゃなきゃ出来ません。

今回はグルミットが良い人過ぎたきらいもあるかな。前はもっとイライラもしていたし、
八つ当たりのようなこともしていたと思うんだけど……
今回はひたすら忠犬。健気過ぎて微妙にかわいそうに見える。

しかしなあ。よく粘土であそこまでの哀感が出せる。
グルミットの滲み出るペーソスにはやられますね。
特にあの、西瓜?瓜?を撫でる手つきにはほんとに血が通っている。切なくなった。

ハコは極小だったけれども、その中で客はそこそこ入っていて、わりと皆くすくす笑ったりはしていた。
うさぎが良かったなあ、今回。集団としてのうさぎ。ヴィクターの頭に載せられて去っていく
黒うさぎと、それを手を振って見送るうさぎたちのシーンがお気に入りだ。
グルミットが車の中で、人形を操っているのも笑った。ベタですが、好き。

しかしいつも思うが、グルミットはウォレスを見捨てて一人で生きていきたくなったりしないのかね?

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